■内宮に参拝
外宮前を出発した神都ライナーは一路内宮を目指す。特急バスである神都ライナーは東方向へ走行し御幸道路へ入っていく。途中停車は五十鈴川駅前のみである。この日はここでも多くの乗車があり、内宮前に約25分かけて到着した。
ちなみに通常の路線バスは内宮前の降車は通常の内宮前バス停ではなく臨時に置かれている宇治橋横のバス乗り場となっているので着いたらすぐ内宮に入ることができるのはありがたい。筆者もそのまま正宮まで進み参拝した。
参拝を終えると隣接するおはらい町やおかげ横丁を歩き、買い物に飲食を楽しむというのが流れだと思うが、ここでも筆者的なおすすめスポットを紹介する。まず1つは神宮会館である。内宮前から路線バスに乗車すると次のバス停が「神宮会館前」なのだがシャトルバスや臨時バスでは通過してしまうので気が付かない人もいるだろう。
神宮会館は伊勢神宮崇敬会が運営する宿泊施設で、昭和28年(1953年)第59回神宮式年遷宮の際に造られた施設である。内宮まで徒歩約5分、外宮までバス約10分という位置で、お伊勢参りには最適の場所といえよう。宿泊者限定で早朝参拝を行っているほか、敷地内にはばら園や相撲場があり春には神宮奉納大相撲が行われる。1階ロビーには喫茶スペースと売店があり、ここでしか購入できないものも多く取り扱っている。売店の利用は宿泊者以外でも可能なので、少し足を伸ばして訪れてみてはいかがだろうか。
■アップデートされた移動改札機
帰りのバスは臨時シャトルバスを利用した。内宮宇治橋横の臨時窓口できっぷを購入する。今ではあまり見かけない回数券をちぎったような紙のきっぷであるが、受け取ったらすぐその先の改札で回収されてしまうので手にする時間はせいぜい10秒ほどという、謎に貴重なきっぷである。
またICカードの場合はそのまま移動改札機よろしく運賃箱にタッチして乗車すればいい。また昨年12月22日より伊勢志摩エリアにおいてクレジットカード等のタッチ決済サービスも始まった。同じく取り付けられた端末にタッチすることで乗車できるので、決済手段が多くなった形だ。
待機しているバスはなかったが、すぐに待機場所から転回してやってきた。これもなかなか乗車することのない三重急行の貸切バスである。並んでいる乗客が乗り終わったところでバスは出発した。交通規制で一般車はなかったがタクシーや観光バスで次の交差点までは渋滞という状況だった。ただその後は順調に走行し、近鉄宇治山田駅前で降車した。半分ほど降りたところでバスは終点の伊勢市駅前へと走っていった。
■神宮を中心に乗りまくるならあのきっぷで決まり!
今回は伊勢神宮周辺のバス輸送でも特に1月下旬の風景についてお届けした。今回は内宮までの往復として利用しただけだが、もう1ヶ所以上どこかを巡る場合は三重交通のフリーきっぷである「伊勢鳥羽みちくさきっぷ」を利用することをオススメする。
今回乗車した神都ライナーはもちろん、伊勢や鳥羽の観光スポットを巡る「CANばす」、伊勢志摩スカイラインを通る「参宮バス」、その昔に伊勢を走った路面電車を再現した「神都バス」にも乗車可能だ。スマホアプリでもデジタル版の購入が可能で、更に周辺観光施設の割引も受けられるという1日十分に満喫できるきっぷである。こうしたバスに乗って巡り、伊勢志摩を旅してもらいたい。
また今回は伊勢神宮の外宮と内宮を参拝したが、伊勢神宮と総称される神宮は125社の神社の総称だ。おかげ横丁の北には猿田彦神社もあり、他のエリアにもパワースポットが多く点在している。ゆっくりと散策して自分だけのお伊勢参りを楽しんでいただきたい。
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