■ジャンボ干支の危機!
近くには白いテントが組まれていた。中にはこれまで作られたジャンボ干支の写真が掲示されていて、現在地の表記もされていた。現在奉納されている白馬、午もそうなのだが、奉納の期間が終わった後は希望者に渡されることになっていて、周辺地域ではかつて奉納されたジャンボ干支を巡ることも可能だ。
さすがに広範に点在しているので、自動車等を使わないと難しいが、壊されずどこか別の場所で第2の人生を送っているのは感慨深いものがある。そんなジャンボ干支は今年、大きな課題に直面した。前述の通り、制作は地元有志による「ふるさと愛好会」が行っているが、高齢化による後継者不足に加え、制作費の確保が難しくなってきており、今年が見納めになるかもしれないというニュースが駆け巡った。
そこで考えられたのが今後もジャンボ干支を続けるためのクラウドファンディング「辰水神社のジャンボ干支をみんなで守るプロジェクト」である。その概要は制作費の一部を負担する25万円に設定し、初期目標が達成を条件に実際の制作費63万円をゴールとして設定した。支援者にはジャンボ干支の待ち受け画像、サイトへの名前掲載、奉納のぼりの設置が用意された。
2025年12月25日から開始し、2026年1月18日までの期間で、プロジェクト開始初日の12時間で最初の目標である25万円を突破し、24時間でジャンボ干支本体の制作費である50万円を達成。さらに制作費全額となる63万円も公開4日目で達成し、見事クラウドファンディングは成功した。
最終的には当初目標の409%にあたる102万2500円が集まった。これらは来年(羊・未)の制作費に充てられるということで、継続が決定したようだ。クラウドファンディングの成功により多くの人々がジャンボ干支に思いを寄せていることが実感できたことだろう。
■公共交通は三重交通だが本数は少ない
今回は津市美里町の辰水神社についてお届けした。このエリアには鉄道がないため、バスでの訪問をオススメしたい。JR紀勢本線・近鉄「津」駅から、または近鉄「津新町」駅から三重交通95系統「穴倉・殿舟団地」線に乗り約50分の「辰水神社前」バス停で下車する。ただし1日3往復の本数と、10時の便に乗らないと夕方16時の便までバスがないので注意してほしい。
またこのエリアには津市のコミュニティバスも走行している。こちらも本数が少ないうえ、運行日も月・水・土と限られている。この便は榊原温泉方面へ行くので、そこから近鉄久居駅方面へ三重交通に乗り継ぎが可能だ。ちなみに津市のコミュニティバスは三重交通が運行を担当しているため、全く同じカラーリングのバスがやってくる。どちらのバスなので行き先をよく確認する必要がある。
今年のジャンボ干支は3月末まで辰水神社に置かれる。三重県へ訪問の際は緑に囲まれた自然に触れながら、お祀りされている多くの祭神から、そしてジャンボ干支からもパワーをもらってみてはいかがだろうか。
【画像ギャラリー】路線バスで行く辰水神社は干支もパワーもジャンボだった?(15枚)画像ギャラリー



















