■ハプニング発生!
東北自動車道を走り羽生SAで休憩した後にドア付近で異音がしたのに気が付いた。前方座席の乗客もそれに気が付いて運転士に伝えたが、すでに運転士も気が付いている模様だ。ドア付近で異音がしたが、記者が感じた限りは走行中で気密性に問題はなさそうなので、直接は見えないもののドア自体の不具合ではないと判断していた。
運転士は次の蓮田PAで緊急停車することを乗客に伝え、PAまでは緩やかな渋滞ののおかげもあって比較定期低速で走行した。記者は揺れと異音の関係から、車両が三菱ふそうのエアロエースだったため、おそらくドア後ろのピラーに貼り付けてある金属製モールのが外れかけているのだろうと判断した。
PAで緊急に停車して、運転士が応急処置を施すためしばらく停車するので開放休憩にする旨を案内したので、記者は降車して問題の場所を見てみたら、やはりピラーの金属モールが外れかけていた。
運転士が営業所に連絡するとともにPAで養生テープを購入して貼ろうとしていた。記者はそれを手伝い、前面をふさがないと走行風で外れる可能性がある旨とフジエクスプレスの運転士であることを伝えた。そして本線走行中は記者がサイドミラーとステップで監視する役を買って出て、運転士は外れかけたモールをサイドミラーで気にして気を取られることなく運転してもらうように伝えた。
そして補助席(ガイド席)に座り、本線に出るまでステップ上に立って監視をして、その後にシートベルトを締めてサイドミラーでモールを監視し続けた。浦和ICを出てしばらく走行して問題なく応急処置が効いていることを確認して自席に戻った。
前方座席の乗客にはたまたま乗り合わせたバス運転士だと伝えていたのだが、自席に戻るときに「ありがとうございました!お疲れさまでした!プロが乗っていてくれてよかったです!」と口々に言われた。
しかし、金蔵モール脱落を気にしながら前方を注視して本線走行をするのは難しいと判断したので「困ったときはお互いさま」の精神で車掌を買って出ただけであり、感謝されるほどのことはないのだが、最近はバスの事故が続いているので乗客の不安もあったのだろうとも思った。
定刻より約30分遅れで新越谷駅、上野駅に到着して旅行は終了した。肝心の湯西川温泉はph9.2のアルカリ性単純泉で、いわゆる美人の湯に相当する。肌がつるつるになり美容には良い温泉だと思われる。
最後のハプニングはたまたま起きたことだったが、バスの運転士をしていてプライベートの旅行でも役に立ったことは純粋にうれしかったし、これも含めて思い出に残る温泉旅行になった。これから暑くなり旅行シーズンが近くなるだろうが、ぜひともお得で満足のいく旅先を探し出していただきたい。
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