■一気に加速、ひたすら高速
淡路交通の舞子・福良線の本数を見ると、平日は福良行き9本/高速舞子行き10本。土日祝は5往復の設定。並んだ順に乗っていく非予約制高速バスの枠組みに入る。
高速舞子から乗車すると、バスレーンから直接E28神戸淡路鳴門自動車道(国道28号)に合流。平均的な高速バスなら、はじめに一般道を多少走って、ある程度助走をつけてから高速に乗る流れであるが、舞子・福良線の場合は助走まったくナシ。
最初から本気を出しにかかる経路設定の高速バスというのも、どこにでもあるでしょと思いきや、具体的にどこのどれと聞かれたら即答に困るような、不思議なバス像を放っていて面白い。
高速E28は、明石海峡大橋を通り淡路島を南北にS字カーブを描きながら縦断しており、南端にある福良近くまで、ずっとE28をメインルートに進む。
各停タイプゆえ途中の停留所にこまめに巡回していくが、途中の北淡IC、津名一宮IC、洲本ICの3カ所は停留所が高速出入口の外に置かれているため、一瞬だけ高速を乗り降りするトリッキーな道筋が特徴に思える。
その後、南端の淡路島南ICまで到達すると高速を降りて一般道へ推移。やや来た道を戻るように北上して、終点の福良バスターミナルへと向かう。
所要時間はダイヤ通りで1時間20分、運賃は2,350円となっていて、現金のほか交通系ICカードも使えて便利。
路線延長は公称値69km、GPS測定値で73km。うち66kmほどがE28の走行区間、一般道の区間は7kmくらいで、ほぼ9:1という高速道路を走る割合が極めて高い路線でもある。
平均的な高速バスとはだいぶ毛並が異なりそうではあるものの、本数はそれなり、予約不要で気軽に使えるカジュアルさを兼ね備えており、日頃のサンダル代わりから観光まで、幅広い淡路島への訪問目的に役立ってくれるはずだ。
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