1周約150kmの淡路島。島内の海岸線近くに敷かれた道には路線バスが通っていて、理屈の上でなら一応バスでグルッと回って来られる。それを日帰りでやろうとした場合どのあたりまで進めるのか、ちょいと現地で試してみた。
文・写真:中山修一
(バスマガジンWeb/ベストカーWeb内本文上とギャラリーに、淡路島バス1周日帰り旅の写真があります)
■制約アリの日帰り勝手バスツアー
決行前日に軽くシミュレートしてみて、理論上は路線バスで1周が可能という答えを導き出したまでは良かったものの、そう簡単に思い浮かべた通りには行かないのが現実というやつだ。
日数無制限のカードを切れば完遂できるだろうと踏んでいたのに対し、ちょうど決行日に済ませる必要のある別件の急用が入り、検証に割ける時間が同日16時頃までと制約が付いてしまった。
持ち時間的には普通の観光旅行で日中の遊びに使う1日分といったところか……う〜ん、そうねぇ。
ゴールは無理そうでも、島内の海岸線を走るバスの様子は一部だけでも乗って・見ておきたかったので、無理のない範囲で行けるところまで行ってみることにした。
■出発せずして崩れる理論
シミュレーション時には島内の主要地・洲本をスタート/ゴール地点に見立てて、時計回りで進むルートを練っていた。
スタート地点は実践でも同じ洲本になったが、バスのダイヤまで考慮に入れると、バスがうまく繋がってくれず、その分だけ待ち時間が膨れ上がるため、思ったほど進めない印象。
では進行方向を反時計回りにした場合はどうかと時刻表を眺めてみると、こちらのほうがどうも繋がりは良いようだ。理論上は時計回りだったルートが、実践では反時計回りへと変わり、出発せずして用意した理論が通用しなくなった。
■どれに乗っても結果は同じ
反時計回りということは、まず明石海峡大橋が掛かる島の北側へ向かう行程になる。洲本の交通拠点・洲本バスセンターを出発する北方面へのバスは2種類。
淡路市生活観光バス「あわ神・あわ姫バス 岩屋洲本線」と、淡路交通「縦貫線」から選べる。前者は平日のみ1日3本とローカル魅惑の極細ダイヤ、乗るとするなら9:55発になる。
後者を選んだ場合、平日8:10か10:05発が使える。早い方にすれば時間と距離を稼げるのでは、と思いきや、どちらに乗っても以降に繋げるバスのダイヤの都合により結果は同じ。
早起きしても得しないことが割とあるのが路線バス旅というやつなので、未知なるスリルを求めない限りは、調べられるなら先に好きなだけ調べておくのがより一層、満足のゆく旅を楽しめるコツな気がする。
当日は乗り遅れ対策のバッファーを作る意味で、9:55発の「あわ神・あわ姫バス」を利用することにした。さらにこのバスを使うと、淡路交通縦貫線利用時に必要な乗り換えがなく、一気に北端の町・岩屋まで向かえる。最初の行程は次の通り。
【行程1】
洲本バスセンター→(あわ神・あわ姫バス 岩屋洲本線)→岩屋ポートターミナル
9:55→11:27 37.7km(GPS測定値・以下同) 運賃500円





