■関シティバスターミナル
関シティターミナルは関市内を走る路線バスや高速バスの交通結節点となる場所で、隣には長良川鉄道の関駅がある鉄道にも連絡しているスポットである。駅舎はターミナルの反対側に向いているのだが、ホームから西側に出ることが可能となっており、バスへの乗り換えもスムーズにできるということだ。
筆者は関シティターミナルで降りるとロータリーの外側に停車しているバスの方へと向かった。臨時バス停のような看板が立っており、既に何人かが乗車していた。係員の案内で車内に向かうとバスはゆっくりと動き出した。
関シティターミナルから南進すること約5分、バスは長良川鉄道の線路沿いにあるガソリンスタンドに到着した。どうやらここが目的地で臨時バス停が設けられた場所のようだ。バスを降りて線路を超えると広い駐車場と建物が見えてきた。ここは関市にある「せきてらす」という施設で、地域交流施設(観光案内所、多目的ホール、刃物工房など)と岐阜関刃物会館が集まった複合施設である。そしてここで開催されたのが「関広見まつり」である。
■エアロミディ2台でシャトル輸送
「関広見まつり」とは関市の西部にある広見地区で行われている夏祭りで今年で7回目となる。一見どこの地域でも見られる夏祭りという感じなのだが、若干ながら雰囲気が異なる。まず「せきてらす」で行われているのは「関広見まつり」のサテライト会場ということで、中はいくつかの店舗やワークショップ・実物の信号機などの展示があり、外にはキッチンカーが並び食事の販売を行っていた。
会場には多くの人が訪れていて座席も探さないといけないほど盛況であった。昼食後「関広見まつり」のメイン会場へと向かうため再びシャトルバスに乗車した。関駅やせきてらすからメイン会場となっている広見市民センターまでは約6kmと歩いて行くには厳しい距離である。
またこの地区へはコミュニティバスの路線があるものの本数が少ないため、まつりの途中で帰らなければいけないことから、主催者側でシャトルバスを用意しメイン会場の広見市民センターやサテライト会場、関シティターミナルを結んで運行することになった。
また運賃は無料なので多くの来場者がバスを利用していたようだった。車内は自由席で好きな場所に座ればいいのだが、前方は4列シートで後部はサロン席となっていて、中央のテーブルを囲んで座るタイプとなっていた。また上部にはシャンデリア、窓のカーテンの飾りや座席には灰皿も設置されているなど時代を感じさせるインテリアとなっていた。
前方のモニターにはシャトルバスのルートが掲示されていて、会場の他にルート上にあるコンビニにも申し出れば立ち寄ることが可能となっていたようだ。関シティターミナルを出て約20分、シャトルバスはせきてらすを経由してコンビニの駐車場へと入っていった。
他の乗客とともに筆者も下車して徒歩でメイン会場へと向かうことにしたが、その手前で今回のまつりのメインシンボルともいえる場所があるので立ち寄った。やってきたのは東海環状自動車道の関広見インターである。このインターにまつわる出来事が祭りの起源にもなっているので説明する。








