かつてJR鶴見線の鶴見駅と国道駅の間に本山停留場という鶴見臨港鉄道の駅があった。本山停車場は1930年に開業、近くにある総持寺が曹洞宗の総本山であったことから、その「本山」を取って駅名にしたという。
折しも時代は太平洋戦争に突入し、それに伴う燃料統制による停車駅削減策で本山駅は廃止となったが、現在でも当時のプラットホームの遺構が残されている。
(記事の内容は、2019年9月現在のものです)
執筆・写真/諸井泉(特記をのぞく)
取材協力/川崎鶴見臨港バス
参考文献/臨港バス30年のあゆみ(川崎鶴見臨港バス発行)
※2019年9月発売《バスマガジンvol.97》『あのころのバスに会いにいく』より