ロンドンには空港が5つもあるので空港バスも多彩。ヒースロー空港は鉄道が2路線乗り入れるものの空港バスも多く、名物の赤いダブルデッカーで運転する路線もあるので、テンションも上がる。そして大西洋を越えてアメリカ大陸へ。空港バス車両もいかにも「アメリカのバス」へと変化していく!!
(記事の内容は、2021年11月現在のものです)
執筆・写真/谷川一巳
※2021年11月発売《バスマガジンvol.110》『バスにまつわる愉快だけどマジな話』より
■ロンドンの空港バスは実に多彩で愉快
ロンドンには空港が5つもあるので空港バスも多彩。ヒースロー空港は鉄道が2路線乗り入れるものの空港バスも多く、名物の赤いダブルデッカーで運転する路線もあるので、テンションも上がる。
空港数が多いので3空港連絡バスがあるのにも驚くが、空港が5つもあるのだから当然といえば当然である。日本でいえば神戸空港発伊丹空港経由関西空港行きといったところ。
イギリスは交通機関が整っているというのも感じ、5空港中4空港に鉄道が乗り入れ、直接は乗り入れていない1空港にも鉄道駅との間にシャトルバスがある。それでも空港バスが数多くあり、ヒースロー空港へは深夜と早朝にもバスがある。また、概して鉄道は運賃が高く、バスのほうが安いという特徴もある。
■マイアミの路線バスには驚きの連続
大西洋を渡ってフロリダ半島先端のマイアミでは、空港への路線バスに乗車。
ずいぶん以前の話ではあるが、バス停ではないコンビニの前に停車。運転手はコンビニへ消え、しばらくするとサンドイッチとジュースを手にバスに戻り、ほどなく出発。ハンドルを握りながらサンドイッチをパクつくではないか!!
しかも車内放送で「This is my lunch」。私は唖然とするもほかの乗客は無反応。
さらに空港到着の際、出発階行きと到着階行きに分かれる分岐点で「どっちだっけ?」と迷う。運転手が、である。すると前方の客が「そっちじゃない!!」(おそらく空港勤務者)などと行ったやりとりを展開。日本では考えられないが、アメリカでは珍しい話ではなかった。
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