■2ケタは生え抜きの証?
今回は車齢30年+の大型路線車を3台ピックアップした。どのクルマにも共通しているのが、ナンバープレートが2ケタ(22)なところ。
2ケタナンバーは1998年までに登録されて、再登録せずに使われ続けているクルマだけに見られる勲章のようなもの。
バスの場合、1998年以前に中古で購入した車両が営業運転に就いているケースは稀なようで、現状2ケタナンバーを目撃したら、大抵は地元の生え抜きと判断して良いかもしれない。
■人間に置き換えると何歳?
ところで、車齢30年のバス車両を人間に置き換えたとしたら、何歳くらいに相当するのだろうか。例えば首都圏の大手バス事業者が車両を入れ替えるサイクルは17年くらい。
その後中古で売却して別の事業者で現役を続行する機会も多いので、17年を一般的な定年の60歳だとすると、車齢30年は人間換算で105歳(!)ということになる。
また、平均8年と言われている普通乗用車の買い替えサイクルを当てはめた場合、30年物のバスは人間換算で225歳。どこのSF映画ですか? と言わんばかりの超絶ご長寿っぷりに脱帽だ。
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