■そういう乗り方はしないかも……高速バス
千円分だけ乗っていく、という使い方はあまりやらない気もするが、一応念のため高速バスの運賃と距離の関係も見ておこう。ここでは各社の高速バスを3つ選んだ。
まずはJR東海バス「東名ハイウェイバス」の東京〜静岡〜名古屋方面への昼行定期便。東京から乗車して運賃が初めて4ケタの1,030円になるのは「東名伊勢原」バス停にあたる。ここまでの距離は約57kmだ。
2つ目は、WILLERの新宿〜大阪梅田便。このバスは運賃変動制を採っているため、そもそも確たる答えは出せないのだが、運賃カレンダーから割り出した平均値の6,700円で約510kmの距離を移動できるとすれば、1,000円あたり76kmくらいになる。
3つ目はおなじみの「はかた号」。こちらも8,000〜20,000円までの間で運賃が変動するので、やはり平均値(と、思われる)14,500円と走行距離1,097kmを元にすると、1,000円あたり75.7km移動できる計算だ。
以上を踏まえると、この中で特に“安い”と言えるのは高速バス、その反対がダントツでタクシー、ということになるようだ。
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