FINESSA(フィネッサ)とはちょっと聞きなれないタイヤブランドだが、ブリヂストンが新たに設定アッパースタンダードに位置する新ブランドだ。
安心・安全・快適がキーワードで、その第1弾として発売された「FINESSA HB01」は、圧倒的なウェット性能が自慢。しかも、それが長期間使用してすり減った後にも維持されるというから驚きだ。
梅雨前線真っ只中、さらに台風までやってくるこの季節。その後はゲリラ豪雨のシーズンも控える。雨のドライブで心強く足元を支えてくれるタイヤ、フィネッサHB01のウェット性能を、栃木県にあるブリヂストンタイヤのプルービンググラウンド(テストコース)で試してきた!
文/写真:梅木智晴(ベストカー編集部)
【画像ギャラリー】雨に強いタイヤ フィネッサで梅雨を安心・安全に乗り切れ!(5枚)画像ギャラリーワンランク上の安心と安全を実感できるタイヤ
「FINESSA」はブリヂストンが新たに提案するアッパースタンダードタイヤのブランドで、エコピアとレグノの間を埋めるポジショニングだ。「フィネッサ」と読み、FINEとSAFETYを組み合わせや造語だという。
FINESSA HB01に設定される全55サイズ中28サイズがタイヤラベリング制度の「AA-a」、8サイズが「AA-b」、6サイズが「A-a」、そして13サイズが「A-b」を獲得している。
タイヤラベリング制度とは、日本自動車タイヤ協会(JATMA)が定めるタイヤグレーディングシステムで、大文字のアルファベットが転がり抵抗レベルの評価を示し、小文字のアルファベットがウェットグリップ性能の評価を示す。ウェット性能は「a」が最高等級でb→c→dと4等級で示される。
つまり、フィネッサHB01は高い低転がり性能=低燃費性能と、高いウェットグリップ性能を両立したタイヤだということがわかるグレーディングだということ。ワンランク上の安心・安全と快適を提供するタイヤだ。
ドライの一般道での試乗記事は以前ベストカー本誌でもお届けしたが、その際はやや硬め乗り味ながら、エコピアに対し路面のザラザラ感をしなやかに吸収し、高周波のパターンノイズやゴーという低周波のロードノイズをよく抑えたタイヤだな、と感じた。また操舵に対する反応が素直で、レーンチェンジの際、後輪がスッと追従するため、安定した動きが安心ドライブにつながるとレポートした。
際立つウェット性能! 水しぶき立つ路面でもジワリと粘って滑らない
フィネッサHB01の自慢がウェット性能。今回、栃木県にあるブリジストンのプルービンググラウンド(テストコース)で存分にウェット性能を確認した。
先にも書いたとおり、全55サイズ中28サイズで「AA-a」、6サイズで「A-a」を獲得している。低転がり性能と高いウェットブレーキ性能という、タイヤ開発では相反するため困難とされる性能を高次元で両立していることがわかる。
スプリンクラーで散水されたウェットハンドリング路を走ると、比較用に用意されたエコピアNH200では50km/hでズルズルと滑り出すコーナリングでもしっかりとした接地感で安心感が高い。55km/hでもまだまだしっかりと路面を捉えている。水膜でタイヤが浮く感覚が少ないのだ。ハンドルを切ると、しっかりとノーズが反応する。
実は試乗開始時、フィネッサHB01装着車だと勘違いしてエコピアNH200装着車で走り出し、「ウェット、けっこういい性能で安定しているな。でも、標準チョイ上くらいで、今改めてそんなに自慢するほどかな?」と感じていただけに、改めて乗ったフィネッサHB01のウェット性能の高さを思い知ったという裏話もある。
そして特筆すべきは、限界付近の安心感。さらに速度を上げていくと、路面を捉えながらも「そろそろ限界ですよ?」と、ジワジワと滑り出しをわかりやすくドライバーに伝えてくれるのだ。例えるなら、よくしなって粘る消しゴムで机をこする感覚。スパッと足払いを食らうようなグリップ抜けがないので安心して走ることができるのだ。







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