ヒグマの出没情報がなければ沼めぐりを一周できます
美し過ぎると言ってもいい絶景ポイントなんですが、ここはヒグマの密集地帯でもあります。そのため、入り口にあたる高原温泉ヒグマ情報センターで、ヒグマに関するレクチャーを受けなければ踏み入ることはできません。
ヒグマの出没情報がなければ、大雪高原の沼めぐりを一周できますが、基本的には、高原沼まで行って、そこから戻るコースとなります。常にヒグマの痕跡がある場所なので仕方ありませんね。
ヒグマ情報センターを出発し、高原沼を往復すると、だいたい5時間くらいのハイキングです。山道を歩くので足下は登山仕様で、また、秋の大雪山は気温がぐっと下がることがあるので防寒対策が必要になります。
この辺りは風が強いのですが、高原温泉の沼沢群は、屏風のような高根ヶ原の麓に位置しているため、風の影響を受けにくく、大雪山の中でも紅葉が常にきれいに見られます。
コロナが落ち着いたら、ぜひとも皆さんに見てほしい絶景です。
紅葉の最盛期には、林道の混雑を避けるためにマイカーでのアクセスは規制され、層雲峡から車で20分ほどの国道273号線沿いの駐車場までしか行けません。そこから先は高原温泉まで往復するシャトルバスをご利用ください。
佐藤 圭 kei satou
1979年、北海道留萌市生まれ。動物写真家。SLASH写真事務所代表。アウトドアブランドMILLETアドバイザー。
日本一の夕陽と称される留萌市黄金岬の夕陽を撮影するために写真家の道に入る。北海道道北の自然風景と野生動物を中心に撮影を続け、各地で写真展を開催し、企業や雑誌、新聞などに写真を提供している。
2018年、エゾナキウサギの写真「貯食に大忙し」で第35回『日本の自然』写真コンテスト(主催:朝日新聞社、全日本写真連盟、森林文化協会)で最優秀賞受賞。
ウェブサイト:https://www.keisato-wildlife.com/
Facebook:https://facebook.com/kei.sato.1612
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