普段いろいろな中古車をお薦めしている中古車ライター。その「目利き」は自分でクルマを買うときにも発揮されるのか。中古車ライター歴20年の萩原文博氏が、本気で自分の愛車を狙います。それも、少しでも読者諸兄のお役に立てればと、狙うのは車両価格50万円のMINI。人気も使い勝手も「中古車だけど【わかってる】感が出せるクルマ」ナンバーワンだ。ガチで買います。本気の格安中古MINI購入レポート、ぜひご参考に。
文/萩原文博
写真/萩原文博
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■中古車購入には目利きが必要
中古車を購入しようとしている人の中に「少しでも安く、コンディションの良いクルマ」を買いたい! と思っているはず。
しかし中古車は一部の未使用車や登録済中古車を除いて、前オーナーの使い方やメンテナンスの頻度によってコンディションが異なる。したがって1台1台コンディションがバラバラなため、同じ車種、年式、グレードであっても中古車となったときの販売価格は変わってくる。
だからこそ中古車のコンディションを見極める術である“目利き”が必要となるのだ。そうしたこともあり、初めてクルマを購入する人には自動車メーカー系の認定中古車を個人的にオススメしている。
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筆者は約20年中古車雑誌の編集部に籍を置いていたが、正直言って過去に中古車は登録済中古車を1度買っただけ。その理由は簡単で、中古車のコンディションは価格に比例しており、安くて良いクルマを手に入れるのは非常に困難だから。
ただ中古車の場合、新車と異なり人気という不確定要素が価格に大きく影響する。したがって多くの人が見向きもしない“不人気車”であれば、安くてコンディションの良い中古車を見つけやすくなる。
しかし、それでは本来欲しかった車種とは別のモデルになってしまうことになる。このように、限られた予算で中古車を購入する場合は、自分にとって譲れないポイントと譲れるポイントをしっかりともっていることが購入を成功に導くか失敗となるかの分かれ道となる。
先ほども言ったとおり、中古車は価格に比例してコンディションが良くなる。50万円以下の中古車となれば、良いコンディションのクルマを手に入れるのは、宝くじで高額賞金を当てるのと同じくらい難しいだろう。
しかし本当に50万円以下の中古車はコンディションが悪くて、まともに乗ることができないのか。
非常に興味があるポイントである。
そこで、今回は50万円以下の低価格中古車の実態を掴むために、自腹で購入してリポートすることとなった。購入する50万円以下中古車のターゲットとした車種は、人気の高い輸入車のMINI。一体50万円で購入できるMINIとはどんなコンディションの中古車なのだろうか。
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