安くても楽しい輸入中古車No.1!! ガチで50万円の中古MINIを買う

■リスクも考慮しつつ購入車を検討した結果…

 今回探すMIINの中古車の条件は、諸費用込みで50万円。車検はできるだけ長いもの。整備点検記録簿付きそしてETC付きの4項目だ。

 いくら企画とはいえ、自腹だけに中古車探しは時間を掛けて7月から開始した。

 諸費用込み50万円でMINIの中古車を探すと、2002年~2007年式の初代BMW MINIが約270台、2007年~2014年の2代目モデルが約204台、2007年~2014年の初代MINIクラブマンが約61台ヒットした。

 初代BMW MINIはさすがに年式が進んでおり、正直手は出しづらいので、2代目MINIと初代クラブマンに絞った。

 週に2回のペースで検索していたが、人気のMINIとはいえ、この辺りの価格帯となると動きは鈍く長期在庫となっているクルマが多い印象を受けた。

 興味はある人は多いが、やはり購入に踏み出せないというのだろう。そして先ほどは条件に入れていなかったが、中古車は在庫期間が長くなればなるほどコンディションが悪化するリスクは高くなる。

 できればつい最近まで乗られていて、入庫したばかりという中古車のほうがリスクは低くなる。そうして探すこと約1カ月半。ようやく条件にピッタリのクルマが見つかった。

自分の条件にほぼぴったりのMINIを見つけた! 
自分の条件にほぼぴったりのMINIを見つけた! 

 大阪の販売店に新着物件として登場したのは、2008年式で走行距離10万km。ペッパーホワイトのクーパーSで車両本体価格44万円、諸費用込み50万円という中古車だった。

 しかも車検期間は2023年4月とこれから1年半も乗ることができ、定期点検記録簿付、ETC装着車と自分の条件にほぼピッタリの中古車だ。

 「ほぼ」と書いたのは、本当は自然吸気エンジンを搭載したクーパーかワンが良かったのだが、ターボエンジンを搭載したクーパーSとなってしまったことだ。

 やはり走行距離が伸びてくると過給器付きのエンジンは自然吸気エンジンに比べると、リスクが高くなりやすい。しかし、これほどの条件が揃った新着物件は、そんなにお目にかかれないと思い、実車を見ることなく、早速販売店に購入の意思を伝えた。

■そしてついに契約! 

 中古車購入の王道パターンは購入前に実車チェックすべきだが、販売店が大阪ということもあり、掲載されている27枚の写真を頼りに購入した。

 購入&引取の日はあいにくの雨だったが、実車を初めて目の前にして思った感想は「こんなにキレイなのに50万円なの?」だった。

 大きなキズは左側のドアミラーカバーの剥がれぐらいで、ボディやバンパーに目立つ傷はない。エンジンルームは10万kmという走行距離に相応しいくらいの汚れ方だった。

左ドアミラーカバーの剥がれはあるが、ほかに目立つ傷もなく、「こんなにキレイなのに50万円?」という感じだった
左ドアミラーカバーの剥がれはあるが、ほかに目立つ傷もなく、「こんなにキレイなのに50万円?」という感じだった

 アルミホイールは本来16インチで、タイヤは195/55R16が標準サイズだが、オプションの17インチアルミホイールが装着され、タイヤも205/45R17となっている。

 注目の装着されているタイヤの銘柄はグッドイヤーイーグルLS EXEという実売1万円のタイヤが装着されていた。

 残り溝は少なめだが、前オーナーはそれなりにこだわりをもった人だと想像できる。

 ただ定期点検記録簿は存在しているものの、新車からの整備記録は真っ白。これまでオーナーは2人確認できたが、2人ともまったくディーラーでメンテナンスを受けていないようだ。ちょっとこの点は気になったが、無事に契約。

 そして大阪から東京まで約500kmのコンディションチェックを兼ねたファーストインプレッションを行った。燃費テストも兼ねて、高速道路と一般道をほぼ50%ずつというルート設定とした。

次ページは : ■今後の50万円ミニのアップデートに期待

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