これで…速度取り締まりを…?? 最上級クーペ「ソアラ」が覆面パトカーだった時代

■「覆面パトカー=8ナンバー」の時代は終了

 外観の特徴はほぼなく、当時無線アンテナとして主流だったTLアンテナが見分けポイントだったといえる。

 またちょうどこの頃、覆面パトカーのナンバーが8ナンバーだけではなく、3ナンバーをつける車両が増加してきており、「覆面パトカー=8ナンバー」という法則で見分けることができなくなっていたことも、ソアラ覆面を見分けることを難しくしていた。実際、8ナンバーをつけるソアラの覆面は、警視庁や神奈川県警、静岡県警、福井県警など一部に限られていた。

 2000年頃にまとめた取材メモを見返してみると、北は北海道警、青森県警から南は沖縄県警まで18台ぶんがリストアップされている。残念ながら20台には2台足りていない。カラーを見ると、半数の9台がブルーウィッシュシルバーで、ブラックが3台、ダークグリーン4台、ブルー1台、ホワイトパールが1台という内訳で、圧倒的にブルーウィッシュシルバーの車両が多かった。なお、このホワイトパールの1台は、ブルーウィッシュシルバーとの見間違いの可能性もあるので、上記の数字は参考までにご覧いただければと思う。

高速道路をクルージングしながら違反車を待ち構える栃木県警のソアラ覆面。鮮やかなブルーが特徴的だった
高速道路をクルージングしながら違反車を待ち構える栃木県警のソアラ覆面。鮮やかなブルーが特徴的だった

もっとパトカーについて知りたい方は『平成~令和新時代 パトカー30年史』もご覧ください。『平成~令和新時代 パトカー30年史』はこちら

【画像ギャラリー】仰天のソアラ交通覆面パトカーを一気チェック(8枚)画像ギャラリー

新車不足で人気沸騰! 欲しい車を中古車でさがす ≫

最新号

S-FR開発プロジェクトが再始動! 土屋圭市さんがトヨタのネオクラを乗りつくす! GWのお得情報満載【ベストカー5月26日号】

S-FR開発プロジェクトが再始動! 土屋圭市さんがトヨタのネオクラを乗りつくす! GWのお得情報満載【ベストカー5月26日号】

不死鳥のごとく蘇る! トヨタS-FR開発計画は再開していた! ドリキンこそレジェンドの土屋圭市さんがトヨタのネオクラシックを一気試乗! GWをより楽しく過ごす情報も満載なベストカー5月26日号、堂々発売中!