直線的なデザインが三菱らしさ満点だった「三菱 ギャランΣハードトップ」
1984年10月に三菱自動車初の4ドアハードトップとしてデビュー。その格調高いスタイリッシュなウェッジシェイプボディは見た目の新鮮さだけでなく、風切音を低減させるなどの実用性にも長けていた。
エンジンは最高出力125psの2リッターターボと、最高出力200psを実現した3×2バルブ方式のシリウスダッシュ・インタークーラーターボを設定。電子制御サスペンションのECSや電子制御パワーステアリングのEPSといった先進のテクノロジーを積極採用することで静粛性が高く、かつ余裕のある走りを実現した。
また、コクピットには機能的なウィングコラムスイッチや新設計の計器盤を採用。上級グレードにはハンドルを握ったままオーディオ類の操作可能なハンドルリモコンスイッチや9つの調整機構を有するアジャスタブルシートなどを装備してハイグレードなイメージを向上させていた。
今の時代にフィットする環境性能と経済性が「スズキ ツイン」は先を行き過ぎた!?
市販軽四輪車初のハイブリッドシステムと660ccのガソリンエンジンを設定した軽乗用車として、2003年1月に発売されたツイン。当時の国産軽四輪車では最小サイズの全長2735mmというコンパクトな車体でありながら、2シーターの採用で実用性に優れた室内空間を実現。
さらにハイブリッドシステム搭載車は34km/L(10・15モード)の超低燃費を、ガソリン車(2WD・5MT)は49万円の低価格を実現した高い経済性も大きな注目を集めた。タイヤハウス周りとバンパーを緩やかな曲線でつなげて前後の丸いタイヤハウスに丸い球状の車体をのせたようなデザインも高い安定感と豊かな表情を演出した。
コンパクトサイズで省資源が特長となる軽自動車のなかでも、ツインはお財布・社会・環境に優しいことに最も長けていたことを考えると……今の時代にぴったりな一台だと思わない?
スーパースポーツ的なパッケージが魅力だった「ホンダ アクティ トラック」
“軽トラ”は日本が誇る自動車文化と言っても過言ではない。しかし、農業・漁業・林業などの第一次産業従事者の減少に伴って軽トラ需要も減少し、いまや新車で買えるのはダイハツのハイゼットとスズキのキャリイのみ(トヨタとスバルはダイハツのOEM、日産とマツダと三菱とはスズキのOEM)。
そんな背景もあって昨年4月に生産終了したアクティ トラックもまた、復活を望む声が止まない一台だ。
1977年の登場以来、1988年、1999年、2009年にフルモデルチェンジを行って進化を遂げてきたアクティ トラックは、ミドシップ・リアドライブ・2シーターの組み合わせから“農道のNSX”の異名を与えられるほど広く愛された一台でもあった。
昨年12月に発表されたハイゼット トラックのマイナーチェンジが大きな注目を集めているだけに……“農道のNSX2の華麗なる復活に期待したい。
【画像ギャラリー】先見の明がありすぎた!? 復活してほしいクルマたち(21枚)画像ギャラリー
コメント
コメントの使い方