各メーカーが用意した通常のグレードとは別に用意される特別仕様車。限定のボディカラーが設定されていたり、ベースグレードではオプションになっている装備が標準装備とされるなど、魅力は多い 。そして、特別仕様車が備える装備と自分のニーズ がうまくマッチすれば大きな満足感が得られることは間違いない。
今回は、現在販売されている特別仕様車のなかでも特に個性的な 4台を厳選。近々買い替えを検討している人は参考にしてほしい。
文/入江凱、写真/トヨタ、ニッサン、三菱、スバル
【画像ギャラリー】選ばないという選択肢はない! 魅力の特別仕様車はこれ!!(26枚)画像ギャラリー装備てんこ盛り! 間違いなくお買い得のカローラ50 Million Edition」
1966年から50年以上に渡って 販売されてきたカローラ。その カローラが2021年、グローバル累計販売5000万台を達成したことを記念して発売された特別仕様車が「50 Million Edition」だ。
この特別仕様車はハイブリッド車のみの設定となり、ベースとなるのは カローラ、ツーリングがHYBRID W×Bグレード(2WD/E-Four)、スポーツがHYBRID Gグレード(2WD/E-Four)。
カローラを例に価格を見てみると、HYBLID W×B(2WD)の価格が税込みで275万0000円に対して、特別仕様車が283万5000円からと、8万5000円割高となっている。ただし、装備はその差額以上に充実したものになっている。
具体的には、特別色のボディカラーやマットブラックに塗装されたアルミホイールなど、エクステリアには高級感を高める変更が加えられている。
他に特筆すべき点は、 安全装備、インテリアの充実ぶりだ。ベース車ではオプション設定の 走行中に後方から急接近する車両を感知しドアミラーのインジケーターでドライバーに教えてくれるBSM(ブラインドスポットモニター)、駐車場からバックで出る際にドライバーから見えにくい左右後方から接近する車両を検知、衝突しそうな場合は自動でブレーキをかけてくれるパーキングサポートブレーキなどが標準装備とされている。
また、7インチだったディスプレイが9インチにアップグレードするなど、快適装備に関してもベース車ではオプションだったものが標準採用となっている。
他にも、助手席側の吹き出し口からはウィルスや菌を抑制し、脱臭効果があると言われるイオンを放出するナノイーXや、車内の空気の汚れを6段階で表示するエアクリーンモニターなどの快適装備も搭載されている(スポーツを除く)。
話題になったのが、50 Million Edition にのみ設定された特徴的な装備が除電スタビライジングプラスシートだ。これは走行中に空気の乱れを起こす静電気を運転席の一部に特殊な表皮を使用することでボディ全体に分散させるというもの。これにより発進や停止、コーナリング時など車両の挙動を安定させる効果があるという。
このように列挙に暇がないほどの装備を備えた特別仕様車「50 Million Edition」。偉大な記録を記念したモデルだけあって、その充実した内容は価格以上の満足感を与えてくれることは間違いない 。
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