リッター200円時代目前!!!! バカ高いガソリン代を節約すべくやりたいエコ運転術とは

リッター200円時代目前!!!! バカ高いガソリン代を節約すべくやりたいエコ運転術とは

 円安、物価高、原油高と色々な物の価格の上昇が気になる昨今。ガソリンに対する政府の補助金は焼け石に水で、レギュラーガソリン価格は170円前後で推移するのが当たり前になってきた。他車にも迷惑をかけない、スマートで効果的なエコ運転を実践しよう。

文/佐々木 亘 写真/ベストカー編集部

■現代の車ならの発進時の暖気は不要!?!? 

 クルマのウォーミングアップとなる暖機は、走行しながら行うのが基本。水温計の針が少し上昇するか、低水温表示灯が消えるまで、急の付く操作を行わず静かに運転すればいいのである。かつてはエンジンスタート後に、多少の暖機(アイドリング)をしてから走行するのがクルマに良いとされていたが、近頃は状況が変わってきた。

 アイドリング状態での暖機が必要なのは、一部の古いクルマだけだ。ここ10年で製造されている車両は、部品の組付け精度などが向上しており、停車状態での暖機運転は必要としていない。クルマの準備運動をすることで、無駄なガソリンの消費を大きく減らすことができる。

■ふんわりアクセルはエコじゃない!?!? 

 エコ運転で推奨されてきたのが、ゆっくりと加速する「ふんわりアクセル」だった。しかし、いつまでも車速が上がらないふんわりアクセルは、燃料消費を多くしてしまう可能性がある。

 クルマの頭脳であるコンピューターの精度が上がっている今は、燃料消費の多い発進加速の時間を短くする方が、ガソリンの消費を少なくできる。だらだらと加速を続けるよりも、巡行の時間を長くしていきたい。さらに、アクセルOFFで積極的にフューエル(燃料)カットを行っていくのが、最新のエコ運転だ。

 その方法は難しくない。完全停止の状態から動き出す際には、アクセルをしっかりと踏み込みエンジン回転数を3,000~4,000回転くらいまで上げて、クルマを十分に加速させること。時速40km程度まで到達したら、アクセルを緩めながら車速を維持していこう。

 前方の交通状況をみながら、ブレーキを使わない減速(アクセルOFFでのエンジンブレーキや回生ブレーキ)を多く使い、ブレーキを踏む量や時間を少なくすることも大切だ。

 この走行術は、純ガソリンエンジン車での基本になるが、ハイブリッド車ではさらに高い燃料消費低減効果を発揮する。

 燃料消費が最も激しいのは、停止状態からの加速時だ。いつまでもノロノロと加速し続けるのは、愛車はもちろん他車の燃費に悪影響を及ぼし、交通の流れを妨げる迷惑行為にもなってしまう。

 ふんわりアクセルは今すぐやめて、自分のお財布にも他のクルマにも優しい、正しいエコ運転を実践してほしい。

■エネルギーの無駄を無くすのがエコ運転

 クルマは走り出す際にも止まる際にもエネルギーを使っている。加速時には燃料を燃やしエンジンを動かして、クルマの動力(運動エネルギー)を生み出しており、停車時には運動エネルギーをブレーキによる熱エネルギーに変換して止まっているのだ。

 動き出したクルマの慣性をできるだけ維持しながら、熱エネルギーへの変換を極力避ける。せっかく生み出された運動エネルギーを、簡単に熱エネルギーに変えないことが、エコ運転の心得である。

 クルマの作り出したエネルギーが、どんな動きに変わり、維持されて、消費されるのかを考えることが重要だ。家庭で行う節電や節水などと同様に、エネルギーの無駄に意識が行けば、エコ運転の最適解にたどり着くことができるだろう。

 自分にも周りにもストレスの少ない「エコ運転」を、各々でぜひ考えてみてほしい。

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