デビュー後、初のマイチェンを実施した日産 ノート。ストレートにいうと、どうも賛否分かれる見た目に……。兄貴分のオーラとノートはコンパクトなのに高級感。そしてイケメンフェイスが自慢だったのになんで!?
文:小鮒 康一/写真:ベストカー編集部
【画像ギャラリー】今話題のデジタルVモーショングリルと新型ノートを画像でチェック!! (20枚)画像ギャラリー◼︎「e-POWER」だけじゃないの!?!? 現行型ノートの魅力とは??
日産のコンパクトカーであるノートは、2016年11月に実施されたマイナーチェンジのタイミングで、エンジンで発電してモーターで走る「e-POWER」システムを搭載したことで一躍人気車種となり、今では日産を代表する車種のひとつにまでなった。
現在はe-POWER専売車となった3代目が販売中となっているが、12月に来年1月下旬にマイナーチェンジを実施することが発表された。
今回のマイナーチェンジではLEDヘッドランプを全グレード標準装備とし、助手席側のグローブボックスは容量を拡大。さらに収納スペースを上下2段に仕切ることでかさばりやすいものがスッキリと収納できるようになり、利便性を向上する。
さらにインテリジェントキーはクルマに近づくと自動でロックを解除する「接近時アンロック機能」と、降車後にクルマから離れると自動でロックをする、「降車時オートロック機能」を備えて使い勝手の向上が図られる。
しかしそんなことより衝撃的なのが、フロントデザインが一新されたこと。それまでのVモーショングリルから、新たな日産のファミリーフェイスである「デジタルVモーション」を採用したのである。
◼︎カッコいい……のか? デジタルVモーション
デジタルVモーションは日本国内では2022年12月に登場した6代目セレナから採用され、その後にマイナーチェンジを実施したデイズやルークスにも採用されているもの。
ただセレナやデイズなどに採用されているものは、グリル部分がハッキリ分けられているが、ノートの場合は新時代のデジタルVモーションと銘打たれ、有彩色のボディカラーには同色のカラードグリルを、無彩色のボディカラーにはダークメタルグレーのグリルを採用している。
さらに従来型では無塗装部分が多く存在していた前後バンパーもボディカラーに同色としたことで、先進感を感じられるデザインへと進化したとアナウンスされている。
ただ率直な意見を言ってしまうと、なんだか安っぽく見えてしまうというのが正直なところ。グリルがカラードになり、バンパーの無塗装部分が減ったことでノッペリした印象となってしまい、新興国向けの価格重視の車両のような雰囲気になってしまったように感じてしまうのだ。
とはいえ最初にVモーショングリルが採用されたときも違和感を覚えたが、今ではすっかり受け入れていることを考えると、新時代のデジタルVモーションも街で見かける機会が増えてくれば印象も変わってくるかもしれない。
そもそも現時点ではメーカーが発表した写真のみで実車を見ていないため、実物を見るまで最終的な判断はお預けということにしておこう。
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コメント
コメントの使い方ノートとオーラ被ってるんだよなぁ。車室内の広さも変わらないしヘッドレストにスピーカーが有る無しの違いにしか見えない。
差別化図るためのデザイン変更なら、オーラの代わりに、フリード的な立ち位置のミニバンを入れて、ノートは今のデザインで良かったのに。