9月20日、富士スピードウェイに常設のキャンプ場がオープン! 100Rの内側に新たにキャンプ場が出来たわけだが、グレードⅠサーキットのインサイドエリアに常設されるキャンプ場としては世界初となる。この新たな取り組みはどんな雰囲気なのか? 早速取材に行ってきた!
文:西川 昇吾/写真:ベストカーWeb編集部
【画像ギャラリー】これは利用したくなるわ……サーキット内のクオリティじゃないでしょ!!(31枚)画像ギャラリー■キャンプをしながら観戦の富士独自のスタイルが更に進化!
モータースポーツファンにとっては「富士スピードウェイ×キャンプ」というのは馴染み深いだろう。
その始まりは旧コース時代の2002年のJGTC(現SUPER GT)で、土曜日から日曜日にかけての場内宿泊をOKにしたのが始まりだ。
近年、スーパー耐久の24時間ラウンドの開催もあって、キャンプしながらのモータースポーツ観戦というのは富士スピードウェイの名物な観戦スタイルの1つとなっている。
そんな中、富士スピードウェイとしても場内宿泊をより快適に、そしてこの名物観戦スタイルをよりコンテンツとして発展出来ないかと考えていた。
そこで、2016年に様々なキャンプ場の企画・運営を行っている株式会社Recampに声をかけ、今回のキャンプ場開設へと動き始めた。
今回のプロジェクトでプロジェクトマネージャーを務めた株式会社Recampの田中篤也氏は
「最初は爆音の中キャンプするって聞いて驚きました。でも2017年のWECだったのですが、実際に見てみると皆さん本当にキャンプを楽しんでいて、自分も4時間くらいしたら慣れてしまいました。様々なキャンプ場を企画・運営している弊社ですが、このようなプロジェクトは初めてのこと尽くめなので、やっていてとてもワクワクしましたね。」(田中氏)と語っていた。
【画像ギャラリー】これは利用したくなるわ……サーキット内のクオリティじゃないでしょ!!(31枚)画像ギャラリー■アウトドア初心者でも安心の施設
こうして100R内側に誕生したキャンプエリア「RECAMP 富士スピードウェイ AREA100R」。
36のキャンプサイトで構成されており、一般的なテントを張るタイプのキャンプサイトから、豪華なトレーラーコテージまでバラエティー豊かな内容となっている。
今回のキャンプ場はクルマ好きのアウトドア初心者に向けたものとなっていて、キャンプ場としては豪華な、至れり尽くせりな内容となっている。
まず、すべてのキャンプサイトに100V電源が用意されているほか、「富士スピードウェイは愛車にこだわりがある人が来ることが多いから」という理由で、あえてクルマが走るエリアはアスファルト舗装となっている。
また、キレイなシャワーやトイレも完備。テントやコンロ、炭などキャンプに必要な用品はレンタルすることも可能で手ぶらでのキャンプが可能だ。
初めてのキャンプには最適な施設となっていて、これまで場内宿泊やキャンプに興味はあったけどハードルが高そう…と躊躇していた人はこれを機にキャンプしながらのモータースポーツ観戦にトライするのに最高の環境と言える。
【画像ギャラリー】これは利用したくなるわ……サーキット内のクオリティじゃないでしょ!!(31枚)画像ギャラリー■これまでになかった宿泊体験を
既に予約は埋まりつつあり、ワンちゃんと名の占めるドッグラン併設のキャンプサイトが人気だという。
また、富士スピードウェイらしくガレージ付きのキャンプサイトがあったり、観戦にピッタリな屋上テラス付きのコテージがあったりする。
フラッグシップのヴィンテージトレーラーコテージやトレーラーヴィラではトイレやシャワーも独立で完備されていて、ホテルのように快適に宿泊することも可能だ。
従来のキャンプのようなスタイルだけではない、特別な宿泊体験ができるだろう。
この施設はレース開催の週末だけではなく、富士スピードウェイの営業日に準ずる形で営業しているため、通常の週末や平日も利用可能だ。
レースが終わった日曜日から宿泊し、レースの余韻に浸りながら夜をゆっくりと過ごすのもアリだと思うし、スピードウェイでオフ会をした後に宿泊したり、サーキット走行をした後に仲間内で宿泊したりするのも良いだろう。
「サーキット×キャンプ場」というのは、これまでになかったサーキット&キャンプ場での楽しみ方を創造させてくれる施設だ。
利用する際は、キャンプ場予約サイト「なっぷ」で予約が必要となる。気になった人はチェックしてみてはいかがだろうか?
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