市販車をベースとした本格スポーツ車はそこそこあるが、その中でもBMW M3セダンは特に有名な「ハイパフォーマンススポーティセダン」の一つであろう。今回は、その中でも先代3シリーズをベースとするM3セダンを中古で狙うべく購入時のポイントを考えていく。
※本稿は2024年9月のものです
文:伊達軍曹/写真:BMW、ベストカー編集部
初出:『ベストカー』2024年10月10日号
※中古相場や流通数は伊達軍曹氏調べ(2024年8月下旬取材時)
■安心できる中古車は500万円以上か?
先代3シリーズ(F30)をベースとするハイパフォーマンスセダンとして2014年に登場。パワーユニットは最高出力431psの3L直6ツインターボで、駆動方式はFR。トランスミッションは「7速M DCTドライブロジック」だ。
●中古車購入ポイントは?
流通量は全国で約30台と少なめで、平均価格も約550万円。総額400万円台で狙える個体もあるが、安心できるコンディションの物件は「総額500万円以上がおおむねの目安」と考えたい。
M DCTドライブロジックはさほど心配する必要はない変速機だが、個体によってはクラッチ板が減ってしまっていることも。少しでもいいので試乗して状態を確かめたい。
●BMW M3セダン〈先代〉(431ps)
・中古相場:約400万〜820万円
・新車時価格:1104.0万~1578.0万円
・年式:2014~2018年
・入手しやすさ:★★☆☆☆
・中古車オススメ度:★★★★☆
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