「トヨタが販売している」というのも選ばれる理由か!??
ただもちろん、ルーミーもいいところばかりではありません。NAエンジンはパワー不足を感じますし(アクセルペダルを踏み込むと煩い)、横風で大きく横に流されそうになることもあり、高速直進性も劣ります。ヤリスやカローラ、プリウスといったグローバルカーと比べると話題性も低く、地味な存在でもあります。
ただ、クルマに何を求めるのかは、人によって違います。前出の筆者の知り合いも、筆者が「見た目や納期だけでなく、乗り心地やロードノイズなどの質感も知っておいたほうがいいよ(長く乗るならばいずれ気になる所だから)」というと、「トヨタ車だから気にしていない」とのこと(ダイハツのOEMであることは気にしてなかった)。
筆者などは、走りや乗り心地、燃費、運転支援機能といった走行性能や、細かなデザインの良し悪しについてうんちくを述べたくなるものですが、そうではない人にとっては、「信頼できるメーカーが販売しているクルマが、欲しいときにすぐ手に入る」ことのほうが重要なのでしょう。
ルーミーに関しては、本家のダイハツ「トール」が、2024年10月末をもって現行モデルの生産を終了し、11月以降は在庫販売のみとする旨がアナウンスされていますが、衝突安全などの法規対応を行った改良モデルの受注が2024年末ごろには開始されるとのこと。ただ、ルーミーに関しては、トヨタ販売店に問い合わせたところ、すでに商品改良後モデルの受注を開始しており、今後も途切れることなく生産を続けるそう。現時点(11月中旬)の納期は2ヶ月ほどだそうです。
ちょうどいいサイズ感で使い勝手もよく、コスパにも優れて短納期、しかも信頼できる「トヨタ」が販売しているルーミー。ただ、次期型でもこれが維持できるのかは気になるところで、特に電動化によって価格が上昇してしまわないかは懸念事項。はたしてルーミーは次期型でも「ルーミー」でありつづけることができるのか!?? 今後に注目です。
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