ドンガラ良ければすべて良し!? 見た目は強心臓だけど[中味が虚弱体質]だったクルマたち

■期待のハイブリッドも“先代”のイメージに勝てず

●ホンダ CR-Z

ドンガラ良ければすべて良し!? 見た目は強心臓だけど中味は[虚弱体質]…だったクルマたち
2010年デビューのホンダ CR-Z。ハイブリッドカーでは当時世界初の6速マニュアルトランスミッション車が設定されていたこともスポーツ志向の強さを表していた

 ホンダから2010年に発売されたスポーティなハイブリッドカーがCR-Z。

 その名称は、1980~1990年代に高い人気を集めた同社のCR-Xを想起させるもので、実際にCR-Zのルックスには初代&2代目CR-Xの面影があった。

 軽量な車体を生かして小気味良い走りを披露したCR-Xの印象がある層にとって、CR-Zの登場はハイブリッド時代のCR-X再臨を予感させた。

 だが、燃費性能を重視しなければならないハイブリッドカーであるCR-Zの走りはそこまで尖ったものではなく、スポーツ性を重視するユーザーの期待に応えることはできなかった。

 特に初期型のパワーユニットはシステム総出力が124psとあまり強力なものではなく、ハイブリッドシステムに使用するバッテリーの重量も足かせになってしまった。

 そこでメーカーでは2012年のマイナーチェンジでより強力なパワーユニットを採用したが、残念ながら販売成績の向上にはつながらず、CR-Zは2代目モデルを残すことなく2016年にその歴史を終えている。

 クルマの見た目は重要な要素であるのは間違いないが、やはりそれも中身が伴ってのもの。

 もちろん、見た目がすべてという考えも否定はできないが、そうしたクルマの多くが短命に終わっているのも偶然とは思えない。

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