■世界で話題になった参戦車の落札価格は?
そんなジュールが「アギュト」というフランスのオークションハウスで出品された。車の性能は驚くほど良好で、291台のエントリーがあった中、多くのステージを上位20位以内で終えた。レース中盤では13位にまで上がり、多くの参加者を驚かせた。
しかし途中、木に衝突してステアリングが損傷し修理を行ったものの、時間がかかりすぎて公式結果から失格となった。
公式には「失格」になってしまったが大会創設者のティエリー・サバンは、車がレースを完走しフィニッシュラインを通過することを許可した。
意気な計らいは、ディオールのパワーだろうか? なお、このチャレンジは世界中で大きな話題を呼び、ロールスロイス社には「コーニッシュ4×4が欲しい」という問い合わせが殺到したという。
ジュールの予想落札価格は40万~80万ユーロとかなり幅広かったが、最終的には59万6,420ユーロ(約9,000万円)で落札された。
ロールスロイス・カリナンにも、この”酔っぱらいの妄想”から生まれた伝説のマシンの血が流れていたら実にシュールである。
【画像ギャラリー】うわ、ホントにロールスロイスじゃん!! パリダカ参戦マシンの全貌を一挙に!! これ貴重です(6枚)画像ギャラリー
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