新車購入時に検討するオプション装備は好みで選ぶのが一番だが、リセールバリューを考慮して選ぶのも手。今回は中古車販売店に勤務する筆者の経験をもとに、リセールバリューの高いオプション装備を紹介します。
文:デグナー12(Team Gori)/写真:トヨタ、レクサス、日産、マツダ
外装はパールホワイト+サンルーフがベスト
オプション装備にはクルマの注文時(生産時)にしか装備できないメーカーオプションと、販売店で取付けするディーラーオプションに分けられる。後付けが難しい分、メーカーオプションの価値が高く、人気のオプションであればあるほどリセールバリューに影響する。
わかりやすい例がボディカラーで、ベストはパールホワイト。パール系はオプション扱いであることが多いものの、需要が高いカラーのため、3~5年以内に売却する場合はオプションカラーの金額分はペイできる場合が多い。
ホワイト系は老若男女、海外市場にも受け入れられるうえに、法人車両にも使用されるカラー。そういう意味ではブラック系もいいが、キズや汚れが目立ち、マイナスに働く場合も。
カラーにこだわりがない場合はパールホワイトを選んで損はないだろう。レアカラーは中古車相場も読みにくく、高値で買い取るにはリスクがある。
また、ボディカラーと並んで重要な装備がサンルーフ。開放感を味わえるサンルーフはミニバンをはじめ、人気が高い。重量や剛性面が重視されるスポーツカーでない限り、後付けができないサンルーフは選んでおきたい装備だ。
【画像ギャラリー】アルヴェル買うならコレ必須!! しかもカッコよくない!? リセール爆上がりオプションイッキ見(11枚)画像ギャラリー内装は本革電動シート+シートヒーターが鉄板
高級感のある本革シートがリセールバリューに有利なことをご存じの方も多いだろう。電動シートやシートヒーター、シートクーラー(シートベンチレーション)のオプションまで装備されているとなおよい。
また、ミニバンやハイト系の軽自動車の場合はパワースライドドアであることも重要。パワースライドドアが全グレード標準装備の車種は別として、上級グレードのみ、あるいは助手席側のみパワースライドドアのクルマも多い。そのため両側パワースライドドアはリセールバリューが高い。
【画像ギャラリー】アルヴェル買うならコレ必須!! しかもカッコよくない!? リセール爆上がりオプションイッキ見(11枚)画像ギャラリー先進安全装備はマスト! エアロは一部のブランドのみ
衝突軽減ブレーキやアダプティブクルーズコントロールなどの安全装備が重視されることも最近の傾向。新車購入時にしか装備できないオプションであることはもちろん、ユーザーも重視する装備であるため、中古価格を大きく左右する。リセールを抜きにしても日常の安全面を考慮すれば選択の余地はないだろう。
一方、選択の難しいオプションがエアロ。はっきり言ってこれは純正エアロのブランドに左右される。間違いないブランドがトヨタ車のモデリスタ。車種を問わずリセールバリューが高く、特にアルファードやヴェルファイヤ、ヴォクシーなどはその傾向が顕著で、3~5年以内の売却であれば、オプション分の金額はペイできる可能性が高い。
他にもリセールバリューに有利なオプションは多くあるが、傾向としては上記の通り。オプションをつけることで購入価格も上昇するため、必要以上につければいいものでもない。あくまで自身の好みで選ぶことを前提とし、装着の有無で迷うことがあれば今回の記事を参考にしていただければ幸いだ。
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