ハイブリッドの登場でクルマの燃費は飛躍的に向上し、燃料タンク容量から計算すると、いまや1000kmを無給油で走破できる性能を有するクルマも珍しくない。ここでは、そんな「1000km倶楽部」カーの中からミニバンに的を絞ってご紹介しよう。
※本稿は2024年12月のものです
文:渡辺陽一郎/写真:トヨタ、日産、ホンダ、ベストカー編集部
初出:『ベストカー』2025年1月10日号
※燃費の数値は、最も燃費が優れたグレードのWLTCモード燃費、( )内は燃料タンク容量です
トヨタ アルファードHV/ヴェルファイアHV 17.7km/L(60L)=1062km
ハイブリッドZ・2WDでは、WLTCモード燃費が17.7km/Lで、燃料タンク容量は60Lに達する。燃費数値は優れているわけではないが、タンク容量が60Lになると、1回の給油で走行できる距離も伸びる。
特にアルファード&ヴェルファイアのようなLサイズミニバンは、長距離を移動する機会も多い。無給油で走行できる距離が長いと喜ばれるため、燃料タンクも大型化する。
【画像ギャラリー】「1000km倶楽部」へようこそ!! 無給油で東京から福岡まで走れる可能性を秘めた低燃費ミニバンたち(28枚)画像ギャラリートヨタ ノアHV/ヴォクシーHV 23.4km/L(52L)=1216.8km
ノア&ヴォクシーハイブリッドは、売れ筋グレードの2WDで見ると、WLTCモード燃費が23km/Lだ。燃料タンク容量は52Lだから、燃費数値上は1196kmを無給油で走行できる。
ノア/ヴォクシーは、ミドルサイズミニバンのハイブリッドの中でも燃費性能が最も優れ、なおかつ燃料タンク容量にも余裕があるから、相乗効果によって1回の給油で走れる距離が大幅に長くなった。
【画像ギャラリー】「1000km倶楽部」へようこそ!! 無給油で東京から福岡まで走れる可能性を秘めた低燃費ミニバンたち(28枚)画像ギャラリー日産 セレナ(e-POWER) 20.6km/L(52L)=1071.2km
セレナのパワーユニットでは、ハイブリッドのe-POWERが高い人気を得ている。ハイウェイスターVの2WDは、WLTCモード燃費が19・3km/Lで、燃料タンク容量はノア/ヴォクシーと同じ52Lだ。
1回の給油で走行できる距離は、ノア/ヴォクシーハイブリッドには敵わないが、1000kmは少し上まわる。
多人数で長距離を移動することの多いミニバンの用途に適している。
【画像ギャラリー】「1000km倶楽部」へようこそ!! 無給油で東京から福岡まで走れる可能性を秘めた低燃費ミニバンたち(28枚)画像ギャラリーホンダ フリード(e:HEV) 25.6km/L(42L)=1075.2km
4WDの燃料タンク容量は42Lと小さい。それでもWLTCモード燃費は、HVのe:HEVエアーEXの6人乗りが25.4km/Lに達するから1067kmを走行可能だ。
【画像ギャラリー】「1000km倶楽部」へようこそ!! 無給油で東京から福岡まで走れる可能性を秘めた低燃費ミニバンたち(28枚)画像ギャラリーホンダ ステップワゴン(e:HEV) 20.0km/L(52L)=1040km
e:HEVのエアーは、WLTCモード燃費が20km/L。燃料タンク容量も52Lと大きいため、1回の給油で1000km以上を走行できる。長距離移動の用途に合っている。
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コメント
コメントの使い方確かに 1000Km以上航続距離出る車だろうけど、燃料はそれなりにたくさん給油するだろ?
昔ランクル100のガソリン仕様に乗ってたが、ガソリンタンク100L。1回の給油で、目ん玉が飛び出程請求されたわ