2024年11月、日産 セレナ e-POWERの3グレードに追加された「e-4ORCE」。アリアやエクストレイルにも採用される路面状況に応じて前後輪の駆動力を調節する4輪制御技術だ。このe-4ORCEを採用したグレードは果たして「買い」なのか?
※本稿は2024年12月のものです
文:渡辺陽一郎/写真:日産、ベストカー編集部
初出:『ベストカー』2025年1月10日号
日産 セレナ e-4ORCE(361万4600~408万8700円)
セレナはe-POWERにも4WDを加えた。後輪を前輪とは別のモーターで駆動するe-4ORCEである。前後輪の駆動力を別々に増減させ、路面状況に適した綿密な駆動力制御が行える。
ハイウェイスターV同士で価格を比べると、4WDのe-4ORCEは、2WDのe-POWERよりも35万3100円高い。
ただしe-POWERに6万6000円でオプション設定されるホットプラスパッケージを標準装着した。したがって4WDの正味価格は28万7100円だ。
ノア&ヴォクシーの場合、E-Fourの価格は22万円の上乗せ。セレナのe-4ORCEは高価格だが、後輪に装着されるモーターの駆動力も上まわり、価格アップは妥当だ。
●日産 セレナ e-4ORCEは……★★★☆☆=普通に買い!
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