気持ち良~く回って音もイイ!! 思わず惚れる[美声エンジン]を搭載したクルマたち

■日産の最強エンジンはVR38DETT型だけど…VR30DDTT型もあるじゃないか!

イケオジも大満足! 気持ち良~く回る!! 音もイイ!! [美声エンジン]を搭載したクルマたち
フロントグリル、前後バンパー、フェンダーモール、サイドシルプロテクター、リアスポイラーをNISMO専用パーツとして開発したフェアレディZ NISMO。ベース車に比べてダウンフォースを強化するとともに、空力性能も大きく向上している

 日産の最強エンジンと聞いて誰もが頭に思い浮かべるのは600psの最高出力と66.5kgf・mの最大トルクを誇るNISSAN GT-RのVR38DETT型だと思うが、スカイライン400RとフェアレディZが搭載するVR30DDTT型も名機と呼ぶに相応しいスペックを誇る。

 日産の伝統であるV6エンジンのDNAであるシャープなレスポンスを実現するべく、小径のタービンとコンプレッサーのターボチャージャーを採用した3.0リッター V型6気筒のVR30DDTT型。

 加えて、吸気側に採用した電動VTCシステム、燃料噴射制御を高い精度で行う筒内直接燃料噴射、回転フィールをスムーズにする鏡面仕上げのシリンダーブロック、常に安定した冷却効果をもたらす水冷式インタークーラーなど、細部に至るまで手を加えたことで圧倒的なパフォーマンスを実現している。

 そんなエンジンを搭載するスカイライン400RとフェアレディZは車両重量がスカイライン400Rで1760㎏、フェアレディZで1570~1620㎏と最大約200㎏の差がある。

 しかし、車両重量が重いスカイライン400Rにおいてもその動力性能は驚くほど高く、約5秒という0-100km/h加速と低回転域から発生する極太トルクは想像以上にじゃじゃ馬的で、ドライバーに高揚感を提供してくれるのだ。

 それだけに、スカイライン400Rよりも軽いフェアレディZの走りは推して知るべし、といったところ。

 さらに、2023年8月に発表されたスカイラインNISMOや2025年1月に2025年度生産分の注文受付が開始されたフェアレディZ NISMOでは専用チューニングによって最高出力を420psに、最大トルクを53.0kgf・mに向上。標準モデルから、さらなるパフォーマンスアップがなされている。

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■軽自動車初の技術を投入してホンダらしさを表現した NシリーズのS07B型

 “日本にベストな新しいのりものを創造したい”という想いから、2011年のN-BOX発売を皮切りにラインアップを充実させてきたホンダの“N”シリーズ。 

 同シリーズのエンジンは2017年9月に発売されたN-BOXから一新され、燃費を重視しながらも毎日を不安なく気持ち良く走らせられるよう、燃費と走りを高いレベルで両立した自然吸気タイプとターボタイプのふたつのS07B型(直列3気筒 DOHCエンジン)が新たにラインナップに加わった。

 ロングストローク化で燃費を向上させつつ、それによって損なわれる力強さはホンダならではともいえる軽自動車初の技術で高めるという思想で開発が進められたS07B型。

 結果、自然吸気タイプには低速回転域と高速回転域のそれぞれで最適となるようバルブの開閉タイミングとリフト量を切り替えるVTECを採用。

 これに従来モデルから継承したVTCを組み合わせることで吸排気効率を大幅に向上させ、低速から高速まで爽快な加速性能と優れた燃費性能を両立している。

 一方、ターボタイプには過給圧を最適にコントロールする電動ウェイストゲートを採用。

 排気の一部をターボタービンに流入しないよう迂回させるウェイストゲートに軽乗用車として初めて過給圧を任意に調整できる電動式を取り入れることで、低燃費化とレスポンスの向上を両立。

 これによって、自然吸気タイプとターボタイプはそれぞれ交差点での発進から高速道路への合流まで、不安なく加速できる力強いトルク特性を実現しているのだ。

 加えて、Nシリーズのターボモデルでは手動で1~7速まで変速することができる7速マニュアルシフトモード(パドルシフト)を搭載。

 アップシフト&ダウンシフト時の応答性を適正化することでスムーズな変速フィールも実現しており、MTライクな有段変速が楽しめるのも魅力のひとつといえるだろう。

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