暫定税率廃止、時期は明記されず!

2024年12月11日、自民党、公明党、国民民主党の幹事長合意によって期限に触れられてはいないものの、暫定税率の廃止方針が明記された。
その後、2024年12月27日に閣議決定された「令和7年税制改正大綱」には「いわゆるガソリンの暫定税率は廃止する。具体的な実施方法等については引き続き関係者間で誠実に協議を進める」という文言が盛り込まれたが、具体的な実施方法や時期については明記されていないため、暫定税率は2025年度以降も継続されるのではという懸念がある。
ガソリン税は、ガソリンに課される「揮発油税」と「地方揮発油税」の総称。現在、ガソリン1Lあたり53.8円の税金が課されており、このうち25.1円は「当分の間税率」(いわゆる暫定税率)として上乗せされている。本則税率は28.7円/L。
そもそもこの暫定税率というのは主に道路整備の財源に使用される目的で設定された。2010年4月に廃止されたにもかかわらず、同額分の特例税率が創設され、25.1円分の暫定税率分は現在も徴収され、使用目的も道路財源ではなく、一般財源に充てられている。
現時点では、暫定税率廃止の時期や方法などは決められていないが、いったい、いつガソリン暫定税率は廃止されるのか?
2024年12月27日にこの暫定税率廃止が盛り込まれた「税制改正の大綱」が閣議決定後法案化され、1月24日から150日間を見込む通常国会の審議成立をもって、各法案の施行日から新税制が適用される。今後の動向を注視していきたい。
50年以上も上乗せされている、暫定税率を早急に廃止してもらいたい! ドライバーの堪忍袋の緒はとうに切れている。
■ガソリン1Lにかかる税金
レギュラーガソリン1L180円の場合
●本体価格=107.4円
●ガソリン税(本則税率)=28.7円
●暫定税率のガソリン税= 25.1円
●石油税=2.8円
●ガソリン税+石油税×消費税10%=16円






コメント
コメントの使い方決める人達が税金暮らしなんだからなんともおもってないよね