運転が困難!? クセが強すぎる1977年製[サニー]が超刺激的だった件

運転が困難!? クセが強すぎる1977年製[サニー]が超刺激的だった件

 おなじみの自動車ジャーナリストのみなさんに「2024年に乗ったベストな一台」をうかがうこの企画。縛りは「2024年に乗った」。このひとつだけ。みなさん多彩な一台を挙げてくれるが、大井貴之氏のベストな一台もスゴかった!!

※本稿は2024年12月のものです
文:大井貴之/写真:日産、ベストカー編集部
初出:『ベストカー』2025年1月26日号

【画像ギャラリー】チョイスのクセがすごい!! 大井貴之氏が選んだ「2024年に乗ったベストな一台」は日産 サニーB310箱D選手権仕様!!(16枚)画像ギャラリー
B310サニーは1977年から1983年まで販売されていたクルマ。A15型1.5Lエンジンは1980年のマイナーチェンジで初めて設定された

大井貴之氏が選んだ「2024年に乗った最高のクルマ」……箱D選手権のB310サニー

B310サニーは1977年から1983年まで販売されていたクルマ。A15型1.5Lエンジンは1980年のマイナーチェンジで初めて設定された
B310サニーは1977年から1983年まで販売されていたクルマ。A15型1.5Lエンジンは1980年のマイナーチェンジで初めて設定された

 ナンバーワンはB310型サニーの箱D仕様。フルチューンのジムカーナ仕様で、JAFカップジムカーナで走らせたマシン。

 1500ccのA15をベースにフルチューンされた9000rpmを許容するエンジンは最高出力170ps、車重は730kg。タイヤはヒルクライム用に作られたスーパーソフトコンパウンドのAVON製バイアススリック。

 直管のサイドマフラー、ウエーバーの吸気音……何もかもが刺激的なのだが、一番の魅力は、その運転の難しさだ。

 ABSやトラコンといった電子制御がないのは当たり前で、ボディは緩く、ハンドリングは不正確。ウエーバーを扱うスロットルコントロールは繊細さが求められるうえ、高回転をキープしなければまともに加速しない。

 勝負の相手はAE86や4A-Gに換装したKP61。パワー的には圧倒的に不利なのだが、軽量コンパクトで重心の低いOHVのメリットもありブレーキングからコーナリングの速さで勝負ができる。

 この時代のクルマはどれも癖が強いというか癖の塊。とても厄介なシロモノなのだが、そいつが手の内に入った時の気持ちよさは格別!

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