環境一新でリフレッシュ!? 超もったいない「戦力外」モデルたちへの究極の再生策 新天地に移籍すべきクルマ14選【ベストカーアーカイブス2013】

■エクシーガ(スバル→スバルで自社再生すべし!)

スバル エクシーガ。2013年10月の販売は216台。ミニバンでWRCに参戦だぁ! 意外と似合うかも
スバル エクシーガ。2013年10月の販売は216台。ミニバンでWRCに参戦だぁ! 意外と似合うかも

●WRCに参戦すれば世界中で話題沸騰だ

 エクシーガはちょっと番外篇的に他社移籍でなくスバルの自社再生で! スバルの切り札、STIを使ってもダメだったので思い切ってエクシーガでWRCに参戦! ミニバンも走りが大事! ということで。空飛ぶレンガ2代目として、全世界で話題沸騰間違いなし。スバリストも大喜びで万々歳だ。

 どうやってWRCで勝つかは、STIに考えてもらう。日本でしか売ってないので、全世界で話題になってもムダだが、多少のムダはしようがない。(提案/清水草一GM)

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■ビーゴ(ダイハツ→スズキへ移籍すべし!)

ダイハツ ビーゴ。2013年10月の販売は33台。5ドアのジムニーシエラという位置づけに!
ダイハツ ビーゴ。2013年10月の販売は33台。5ドアのジムニーシエラという位置づけに!

●軽自動車増税に敢然と立ち向かう起爆剤になれ!

 トヨタ版のラッシュも低迷するが、ダイハツビーゴは1カ月の販売がかなり厳しい。が、小さなSUVとはいえ中身は本格派。後輪駆動がベースのオフロードSUVだ。このビーゴを生かす場はスズキだ。永遠のライバルだが構っていられない。

「ジムニーシエラII」として売り出す。ジムニーの小型車版がジムニーシエラだが、その5ドア版がジムニーシエラIIというワケ。

 これをきっかけにダイハツとスズキが限定的な提携を結び、「軽自動車シェア合計60%を誇るD&S連合」として、今騒がれる軽自動車増税に敢然と立ち向かう。提携関係を生かしてダイハツはトヨタとスバル、スズキは日産とマツダを巻き込めば、増税ストップも簡単だ!(提案/渡辺陽一郎GM)

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■キザシ(スズキ→トヨタへ移籍すべし!)

スズキ キザシ。2013年10月の販売は6台。地味グルマの働き場を警察限定にしよう
スズキ キザシ。2013年10月の販売は6台。地味グルマの働き場を警察限定にしよう

●トヨタヘ移籍して覆面パト専用車としてリボーン

 今年の初頭、大量のキザシが覆面パトカーとして警察に納入されたのはキザシにとって起死回生の材料である。ここはひとつ覆面パト専用車として再出発を狙うしかあるまい。このテが得意なトヨタへ移籍すればさらに巧みに蘇生してくれるはず。

 キザシは交通取り締まりには使われていないようだが、今後交通機動隊に1円入札で強力に売り込み、「覆面パトならキザシ」のイメージを激しく確立。覆面パトマニア需要をも喚起。それだけで現在の10倍、60台は売れる。(提案/清水草一GM)

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【番外コラム】何年も売れていないクルマをなぜ売り続けるのか?

 なぜ新車投入時から7年、あるいはそれ以上も経過した売れないクルマ(二桁、三桁車)を作り続け、売り続けるのか!? その理由は2つある。

 ひとつは開発時点における投資の償却。クルマの開発には、エンジンやプラットフォームを共通化した場合でも、1車種当たり80億~100億円はかかるという。一定以上の台数を売らないと儲けにならず、赤字グルマになる。だから細々とでも作り続け、当初に設定された台数を売ろうとするのだ。

 2つめの理由は、販売会社とメーカーとの関係から、ひとつの車種を廃止すると代替え車種を投入する必要があること。販売会社は「取り扱い車種を減らさないでくれ」というわけだ。

 ただし最近は、トヨタ以外は取り扱い車種が過剰気味。だから不人気車の販売に力が入らず、今回の「クルマのトライアウト」企画も成り立ってくるのだ。(TEXT/渡辺陽一郎)

(写真、内容はすべてベストカー本誌掲載時のものです)

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