BEVや次世代e:HEVなど、電動化を推し進めているホンダ。しかし、「EVに傾倒することで『ホンダイズム』が薄まるのではないか」。というファンの声も。そんな不安を吹き飛ばすホンダらしいユニークな発想が感じられる技術の一部をご覧いただこう。
※本稿は2025年1月のものです
文:ベストカー編集部/写真:ホンダ
初出:『ベストカー』2025年2月10日号
宝の山!! ホンダの次世代技術
今回の「Honda e:HEV事業・技術取材会」、2025年内デビュー予定のプレリュードプロトタイプ試乗に目が行ってしまうが、そこで発表された次世代技術には、プレリュードに搭載された「Honda S+ Shift」以外にも重要なものがあったので、ここでご紹介。
e:HEVシステムでは、ヴェゼルのテスト車が積んでいた1.5Lエンジンベースのほか2Lエンジンのものも展示。フロントドライブユニット、統合冷却システムを新開発し、後述する「次世代中型プラットフォーム」と合わせ10%以上の燃費向上を目指すという。
その次世代中型プラットフォームはハイブリッド車向けとなるもので、高い操縦安定性と軽量化を実現。コーナリング時に車体をしならせる挙動を与えてタイヤ荷重をコントロールするというから、非常に興味深い。新設計方式や新軽量骨格ボディの採用を加え、現行比マイナス約90kgの軽量化が目標だという。
また、2027年販売モデルでは2018年発売同一モデルに対し、50%以下の車両コスト低減を目指すとも発表。いろいろと今後のホンダに期待させられる、非常によい取材会だった。
【画像ギャラリー】「S+ Shift」でギア車的変速感が味わえるホンダ プレリュードプロトタイプ&次世代e:HEV搭載ヴェゼル(24枚)画像ギャラリー


























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