2025年4月より、東京湾アクアラインでは時間帯によって通行料が変動する。いわゆる「渋滞税」導入だが、徴収できそうなトコロを嗅ぎ分けカネをむしり取るのはエライ人の万国共通の特技のようで、「渋滞税」導入はどうやら世界的なものらしい!?
※本稿は2024年12月のものです
文:角田伸幸/写真:AdobeStock(トップ画像=disq@AdobeStock)
初出:『ベストカー』2025年1月26日号
世界中で導入が進む「トンデモ税」
2025年4月から、東京湾アクアライン土日祝日午後1~7時の上り通行料が1600円へと値上げされる。料金を高くすることで流入交通量を減らし、渋滞を抑制しようという、いわゆる「渋滞税」だが、この渋滞税、世界的にも導入が加速している。
まずアメリカ。全米初の渋滞税として注目を集めつつ、家計への負担の重さから無期限延期となっていたニューヨークの渋滞税が一転、2025年1月から導入されることになった。
これは渋滞税を認めないトランプ次期大統領就任をにらんだ「駆け込み措置」で、今後は指定区域に乗り入れるクルマに対し、1台あたり9ドル(約1380円)を課すという。
アジアでも導入が検討されている。まずはインドがデリー周辺で実施する予定で、タイの首都バンコクでも2025年中にルールや料金が決まりそう。
注目なのがベトナム。ハノイ周辺で渋滞税を課す予定だが、前後して内燃機関オートバイの乗り入れを一定地域で禁止するという。さらに2030年には内燃機関自動車も禁止するというが、ハノイ市民はどんな反応を示すのだろう?
【画像ギャラリー】世界の珍税・奇税大会か!? 各国の大都市で導入が進む渋滞税(6枚)画像ギャラリー








コメント
コメントの使い方高いお金を払った人が優遇されるのは、新幹線の指定席や高速道路の通行料金と同等だよね。パークアンドライドで都心への流入が抑えられる例もあるし、二酸化炭素排出量削減って意味も加えれば電動車の渋滞税免税もやってほしい。