日本のハイブリッド技術を凄まじく、2010年代に入るとエコカーブームに。海外メーカーが電気自動車に注力を注ぐなかでも、ハイブリッド技術を進化させ続けてきた。ところが2022年、想定外の伏兵が。フランスのルノーは、F1世界選手権に参戦して培ったノウハウを活かしたハイブリッドを日本市場に導入し、世間を驚かせたのだった。
文・写真:ベストカーWeb編集部
【画像ギャラリー】F1由来の技術にド肝抜かれる!! ルーテシアに採用されたハイブリッドシステムがコチラ!!(17枚)画像ギャラリーF1譲りのテクノロジーを市街地で味わえる喜び
F1で培われた技術を自らの肌で感じ取れるだと!? そんな夢みたいなことがあるのか。幼い頃からモータースポーツを愛してやまない自分にとって、ルノーE-TECHが登場した際の記憶は忘れられない。
E-TECHはルノーが開発したフルハイブリッドで、日本ではアルカナとキャプチャー、ルーテシアの3車種に搭載されている。とくにルーテシアは、コンパクトカーらしいキビキビとした動きに、E-TECHのなめらかな加速がプラスされることで気分は上々。
どこまでもアクセルを踏んでいきたくなる気持ちのいい走りに、思わずハートを奪われてしまった。これだけの走りが楽しめて、燃費はWLTCモードで25.2Lを記録するのだからますます驚く。
高速道路でも過不足のない走りで文句はないし、ACC機能を使ってスイスイと楽々ドライブもできてしまう。これだけ高いパフォーマンスの持ち主ながら、359万円という価格設定はコスパが良すぎやしないかとさえ思う次第だ。
ハイブリッド技術は日本がリードしており、フランス車はぶっちゃけどうなのかといった印象があったが、日本のハイブリッドカーにはない新境地の開拓。仮に提携関係にある日産車に搭載したら、e-POWERとは違った味付けになって面白いのではないだろうか。
E-TECHの完成度の高さには驚くべきものがある。ルノーのハイブリッドはどこまで進化するのだろう。旅はまだ始まったばかりだ。
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