三菱自動車ヨーロッパは2025年2月18日、2つの新型コンパクトSUVを発売すると発表した。2つのSUVのうち、最初に発売されるモデルにかつて日本で大ヒットした「グランディス」の名を付けるという。はたしてどんなモデルになるのか、解説していこう。
文:ベストカーWeb編集部/写真:三菱自動車ヨーロッパ
グランディスが復活、コンパクトなハイブリッドSUVが2025年7月に登場!
2025年2月18日、三菱自動車ヨーロッパは2つのコンパクトSUVを2025年に発売すると発表した。最初のモデルには、2000年代に販売されていたミニバン、「グランディス」の名を付けたという。
グランディスは「大きい」、「印象的な」を意味するラテン語に由来。広い室内空間と力強いデザインをかつてのグランディスとイメージを重ね合わせという。
エクステリアデザインは、まだティザー写真が公開されたのみ。説明文には、三菱のデザインアイデンティティ、「ダイナミックシールド」のフロントフェイス、リアは「ヘキサガードホライゾン」をとりいれていると書かれている。すでにルノーが三菱にOEM供給している、ルノールーテシア(欧州名クリオ)→三菱コルト、ルノーキャプチャー→三菱ASXを見れば新型グランディスのデザインのヒントになるかもしれない。
広くて多用途な室内空間に加え、ADAS技術とGoogleとのコネクティビティをフル装備しており、毎日の通勤や週末の冒険など、家族全員に安全と利便性を提供する。
この新型グランディスは欧州向けに開発されたもので、マイルドハイブリッドとフルハイブリッドのパワートレーンが用意される。正式発表は2025年7月、2025年後半から発売される。2台目は、BEVのSUVで2025年後半に発売される予定。両モデルともにルノーグループによって欧州で生産される。
このグランディスが新規開発なのか明らかにされていないが、生産がルノーグループによって生産されることから、おそらく同じグループに属するルノーのSUV、シンビオス(SYMBIOZ)が三菱にOEM供給される形になると思われる。
このシンビオズは2024年5月に発表され、2024年秋から販売が開始されている。ちなみにシンビオズは、ルノー&日産のアライアンスによって生まれたCMF-Bプラットフォームが使われており、すでにノートやルーテシア、キャプチャーが採用している。
シンビオズのボディサイズは、アルカナよりも小さく、キャプチャーよりも少し大きい全長4413×全幅1797×全高1575mm、ホイールベースは2638mm。日本車でいうと、マツダCX-30(全長4395×全幅1795×全高1540mm、ホイールベース2610mm)やホンダヴェゼル(全長4330×全幅1790×全高1590mm、ホイールベース2655mm)あたりがライバル車だろうか。
【画像ギャラリー】歴代シャリオとベースとなるルノーシンビオズの写真をチェック!!!(8枚)画像ギャラリー
コメント
コメントの使い方全幅が1800未満で、おっいいね!と思ったんですが、全長がライバルたちより長いですね。
実物の巨体感がすごいカローラクロスやクロストレックも同じ4.4m台クラスなんですが、コンパクト?