当時は爆売れじゃなかったけど…お高くなってます!! [資産価値のあるクルマ]に昇格したクルマ4選

世界最速の称号を獲得した3代目のスバル・レガシィツーリングワゴン人気が再燃!?

当時は爆売れじゃなかったけど…お高くなってます!! 資産価値のあるクルマに昇進したクルマ4選
クロスオーバーSUVとして独自の魅力を強化したのがレガシィ ランカスター。新開発の水平対向6気筒エンジン“EZ30”の豊かなトルクと優れた静粛性により、ゆとりある巡航性能を実現した

 2025年3月末をもって国内での販売を終了するレガシィ。

 歴代モデルのなかでも、1998年6月にデビューした3代目レガシィは“レガシィを極める”を開発テーマに駆動方式をAWDに統一し、グランドツーリング性能をさらに磨き上げたモデルであった。 

 “より遠くへ、より速く、より快適に。”というクルマの基本ともいえるグランドツーリング性能を目指しただけあって、スバルならではの新開発BOXER PHASE IIエンジンとAWDシステムの組み合わせによる走行性能は高く、一部のグレードには専用のビルシュタイン製倒立式ストラットを採用して操縦安定性と乗り心地の高度なバランスを実現。

 また、リアにもマルチリンク式サスとのベストマッチングを図ったモノチューブ式ビルシュタインダンパーを採用することで、走りとワゴン機能のいっそうの向上が図られた。

 さらに、新環状力骨構造ボディの採用やデュアルSRSエアバッグの標準装備など安全装備の充実も高く評価され、1998-1999 RJCニューカー・オブ・ザ・イヤーも受賞しているが、この3代目レガシィのツーリングワゴンが今、じわじわと人気を集めつつあるのだという。

 20年以上前のクルマなだけにタマ数はかなり少ないが、価格帯は軒並み100万円以上。むしろ、タマ数が豊富な4代目のほうが低価格という状況になっている。

 その理由としてあげられるのは、3代目が5ナンバーボディという限られたサイズのなかで空間造形の工夫により必要十分なゆとりを実現している点。

 しかも、3代目はセダンからワゴンを作るのではなくワゴン専用車として開発されており、ワゴンに最適なメカニズムが各所に導入されていた点も見逃せないポイントとなっている。

 加えて、デビュー当時は世界最速ワゴン記録を達成するなど、あらゆる性能を向上させた“新世紀レガシィ”は、今の時代でも高く評価されているというわけだ。

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現役時代の影の薄さはどこへやら? 遅まきながら人気を集めるトヨタ・MR2

 今や異常なまでに中古車価格が高騰してるAE86のデビューから約1年後となる1984年6月に国産小型乗用車初のミドシップとしてデビューを果たしたMR2。

 Midship Runabout 2 Seater(ミッドシップ ランナバウト2シーター)のネーミングが与えられたMR2はスポーツカー然とした見た目とは裏腹に、乗降性、シート高、ラゲッジスペースなど使い勝手の良さにも配慮したモデルとして人気を集めた。

 1989年10月には初代モデルが掲げたスポーティコミューターという基本コンセプトを踏襲しながら、スポーツカー的な性格をいっそう強めた2代目が登場。

 サイズは初代よりもひと回り大きくなり、パワーユニットもセリカ 2000GTと同じ2リッター4気筒DOHC 16バルブのNAエンジンと、225psの最高出力を発揮する2リッター4気筒DOHC 16バルブのターボエンジンの2本立てに進化を果たした。

 しかし、ミドシップレイアウトとハイパワーなターボエンジンの組み合わせはデビュー当初、“雨の日は怖くて乗れない”といわれるほどで、そのシビアかつピーキーな操縦性は不評を買った。

 しかし、1991年のマイナーチェンジで足回りを中心に改良を実施したことで評価は一変。その後も1999年10月の販売終了まで数回にわたる改良が行われ、10年にわたり熟成が重ねられた。

 そんなMR2は今や希少なミドシップの2シータースポーツという希少性もあって、タマ数は極少ではないものの中古車価格は高騰。

 状態が良くて走行距離が少ない個体となると300万円オーバーも当たり前という状況となっている。

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