海外で製造・販売されている車種を輸入して販売するのは昔も今も耳にするが、ここで紹介するミニバン、ホンダ ラグレイトもそんな車種のひとつだ。カナダで製造される大陸スケールのボディサイズは、アル/ヴェルと対峙できる存在になり得たかも!?
※本稿は2025年1月のものです
文:フォッケウルフ/写真:ホンダ
初出:『ベストカー』2025年2月10日号
ホンダ ラグレイト(1999~2005年)
「元祖・高級ミニバン」と言える存在が、ラグレイトである。「オデッセイ」として北米で売られていた上級ミニバンが日本でも発売されるようになったもので、カナダの工場で製造される輸入モデルであった。
ラグレイトのボディサイズは、5105mm×1935mm×1740mmで、全長、全幅は現在のアルファードを超えている。雄大なサイズというラグジュアリーカーのひとつの要素は満たされていた。
デザインは、直線基調でスマート。横長のヘッドライトやシャープなグリル、そしてボディサイドにビシッと通ったキャラクターラインなどで、全体的に引き締まった印象に見える。
上質な内装には豪華装備が奢られている。その目玉が、両側電動スライドドア。ホンダのアナウンスによれば世界初搭載で、挟み込み防止機能も付いていた。
もしラグレイトが販売継続されていれば、国内最大級のミニバンとして、あるいは北米産の輸入モデルとして、ひとつの頂点に立っていただろう。
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