ホンダ[タイプR]高騰しすぎだよね!! じゃあ予算250万円以下で手が出しやすい[ユーロR]はどうスカ?

ホンダ[タイプR]高騰しすぎだよね!! じゃあ予算250万円以下で手が出しやすい[ユーロR]はどうスカ?

 由々しき事態。ホンダのタイプRと付くモデルがどれも高すぎる。これは困った困った。ホンダを愛する若者たちは夢は諦めないといけないのか。いや、ちょっと待て。2000年前半に登場したユーロRという選択肢があるじゃない!!

文:小鮒康一/写真:ベストカーWeb編集部

シビックタイプRやインテグラタイプRよりしなやかな味付けが特徴のアコードユーロR
【画像ギャラリー】ユーロRはシビックにも!! VTECも味わえてマジ魅力的だよね!!(10枚)画像ギャラリー

タイプRよりマイルド仕立てのセッティング

シビックタイプRやインテグラタイプRよりしなやかな味付けが特徴のアコードユーロR
シビックタイプRやインテグラタイプRよりしなやかな味付けが特徴のアコードユーロR

 ホンダのレーシングスピリットを市販車に落とし込んだモデルとして知られるタイプR。1992年に初代NSXに設定されたのを皮切りに、インテグラやシビックにも設定され、ホンダのスポーツモデルの頂点を誇るモデルとして、高い人気を誇っている。

 現在はシビックに設定されるのみとなっているが、過去のモデルに設定されたタイプRも高い人気をキープしており、車種によっては新車時を大きく上回るようなプレミア価格となっているのはご存知の通りだ。

 ただタイプRではないものの、同じくかなりのこだわりを持って生み出された「ユーロR」をお忘れではないだろうか?

 ユーロRは2000年6月に6代目アコードとその兄弟車であるトルネオに初めて設定されたスポーツグレードで、欧州仕様のアコードに1997年から設定されていたタイプRのテイストを持ったモデルとしてユーロRと名付けられていた。

 欧州仕様のアコードタイプRは、日本のタイプRのように“本籍はサーキット”と言えるような過激なものではなく、しなやかさを併せ持ったものとなっており、かの地のユーザーの好みに合致するようなセッティングとなっていた。

 この欧州仕様のタイプRのセッティングが、4ドアセダンのアコード/トルネオのキャラクターにマッチしているということで、同じ解釈のチューニングを施したものがユーロRということになった。

 続く7代目アコードにも設定され(トルネオは消滅)2世代続くモデルとなったのである。

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250万円でゲットできるのは今しかない!?

CL7型と言われている2代目は比較的手に入れやすい
CL7型と言われている2代目は比較的手に入れやすい

 ユーロRはタイプRほど過激ではないものの、専用チューニングのエンジンや足回りなどが与えられているのは同様で、セダンとしても使える実用性と快適性をキープしつつもスポーティな仕上がりとなっていた。

 そんなユーロRの中古車、初代ユーロRとなるCL1型は状態の良いものはプレミア価格となりつつあるが、2代目のCL7型では100万円台前半で狙えるものも複数あり、250万円前後ほどの予算があれば、比較的走行距離の少ないものも射程圏内となる。

 とはいえ今後、価格がさらに上昇していくことは間違いないと思われるアコードユーロRなので、まだ現実的な価格で収まっている今のうちに購入しておいた方がよさそうだ。

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