ステランティスグループには実に多くのブランドがある。ほとんどがイタリア車とフランス車となるが、ここではフランス車からプジョーをチョイスし、ご存知清水草一氏オススメのプジョー車をいくつかご紹介する。
※本稿は2025年1月のものです
文:清水草一/写真:ステランティス、ベストカー編集部 ほか
初出:『ベストカー』2025年2月26日号
イケてるぜプジョー!
このところ、日本におけるステランティスの販売台数は、減少を続けている。最大の要因は、円安による大幅な値上げだ。
プジョーも上級モデルは値上げ幅が非常に大きく、「これじゃ売れっこないヨ!」になってしまった。
しかしコンパクトモデルは踏みとどまっている。なかでも208アリュールは318万円と手頃!
今日び、300万円ちょっとで買える輸入車自体、かなり珍しくなっているが、この値段でこれだけキュートなデザイン、そして小気味いい走りが手に入るのはスバラシイ。マイナーチェンジ前の中古車なら、200万円以下でも買えるので、これがイチ推し!
208のSUV版・2008も比較的お求めやすい。現在はマイナーチェンジを受けて「SUV2008」と車名が変わり、新車価格は431万円から。マイナーチェンジ前の中古車なら、200万円台前半から充分イケるんだから、やっぱり中古車狙いじゃなかろうか?
新車ならSUV2008より、クーペSUVの408(437万円から)のほうがお買い得だろう。スポーティな低めの車高がカッコいいぜ! 足回りも抜群。滑るように走る。
プジョーはパワートレーンもイイ。3気筒1.2Lガソリンターボと4気筒1.5Lディーゼルターボは、ともに低速トルクが厚く、アクセルを踏めばピュンピュン加速して、とっても気持ちいい。燃費もかなりいいぞ。
ATはアイシンAW製の8速! かつてプジョーと言えばモッサリした4速ATで、停止中の振動も大きく、必ず壊れると言われたが、そんなのはもう完全に昔話だ。日本製だもん!
【画像ギャラリー】コンパクトモデルなら買えるぞ!? 清水草一氏がおすすめするイケてるプジョー車たち(20枚)画像ギャラリー中古限定で508もアリだ!
円安で値上げの嵐となったプジョーのなかでも、508の値上げはすさまじかった。最後は750万円のPHEVモデルだけになり、あえなく終売の憂き目に……。
しかし中古車となれば話は別だ。私が乗る508ディーゼルは、2年前に3年落ちを299万円で買ったが、今なら200万円台前半から狙えてしまう。こんなにスタイリッシュで故障知らずなクルマなのに! イカすぜ!
【画像ギャラリー】コンパクトモデルなら買えるぞ!? 清水草一氏がおすすめするイケてるプジョー車たち(20枚)画像ギャラリー
コメント
コメントの使い方安いものもあるので、それがそのままブランドイメージにもなっています。
Peugeotを見て、車に詳しい人はもちろん詳しくない人でも、高い車とは思いません。まして上級ブランドなんて決して思いません。
ですから欧州車乗る人の大きなファクターである、見栄張る目的では買えないのです。純粋にデザインを気に入って、そこが力感無さや建付けなどのネガを上回るなら選択肢に入りますね。