乗っていると「小金持ち」に見えるクルマをあれこれ探したとて、やはり理屈抜きにいちばん手っ取り早くて効果的なのは「輸入車」だろう。ここでは我らが伊達軍曹どのが、小金持ちに見えそうな輸入車をズラリとピックアップしてくれた!!
※本稿は2025年2月のものです
文:伊達軍曹/写真:メルセデスベンツ、BMW、アウディ、ポルシェ、ステランティス、ベストカー編集部 ほか
初出:『ベストカー』2025年3月10日号
輸入車はゴマカシが利きやすい!?
輸入車は、紙のベストカー&ベストカーWebを熟読しているようなクルマ好きにとっては若干難しいカテゴリーと言える。
なぜならば、なまじ知識があるだけにどうしても「今さら型遅れのベンツなんか乗ったところで(笑)」とか、「中古の輸入車なんか買ったら故障続きで大変なことになるよ!」などと判断してしまうからだ。
だがそれらは「クルマに詳しいゆえにハマっている落とし穴」である。
あなたは最終型アウディTTの中古車相場を知っているかもしれないが、世の中の9割の人はそれを知らない。知らないどころか、最終型アウディTTは「スーパーカー」に見えている可能性すらある。
筆者のフィールド調査によれば、女性の約7割はアウディがどの国のメーカーであるかを知らないし、男性の約6割が相場を把握していない。クルマ好き以外の世界なんて、そんなモンなのだ。
「中古の輸入車=壊れる」というのも、必ずしも真実ではない。いや壊れることもあるが、大して壊れないケースだってたくさんあるのだ。ということで余計な先入観を捨てて中古輸入車と対峙してみれば、魅力的な選択肢にあふれていることに気づくだろう!
メルセデスベンツ Cクラスステーションワゴン(先代)
先代(W205)世代のステーションワゴン。カーマニア的にはビッグマイナーチェンジ後の後期型にこだわりたいところだが、一般的には前期型でも「一部上場企業のアシスタントマネージャー」くらいに見える。
メルセデスベンツ GLC(先代)
日本で乗るにはちょうどいいサイズ感のSUV。先代でも一般的な感覚では「小~中金持ちの乗り物」に見える。ディーゼルターボを狙いたい。
BMW 4シリーズ グランクーペ(先代)
セダンのような4ドアクーペのような、でも実は5ドアハッチバックであるという微妙なフォルムが絶妙な存在感を発揮する一台。100万円台後半でもまずまずな個体が見つかるはず。
BMW 3シリーズ ツーリング(現行型)
さすがに後期型(2022年9月~)はまだ高額だが、前期型でもヨシとすれば、現行モデルを総額290万円前後で検討可能。セダンでもいいのだが、ワゴンのほうがよりプチセレブっぽい。







































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