中古ならば格安? 日産 デュアリス
近頃なにかと残念な話題の多い日産だが、もともとは国内第2位のメーカーであり、個性的で内容も充実したクルマも数多く送り出している。
そして今回注目したのが2006~2013年に国内で販売されたコンパクトSUVのデュアリスだ。
欧州ではキャシュカイの名称で発売されたデュアリスは、当初は日産のイギリス工場で製造したものを日本に輸入するかたちで販売が行われ、後に日本国内の工場でも生産が行われるようになった。
駆動方式にはFFと4WDの2タイプがあり、4WDには電子制御式のオールモード4×4が採用されている。
欧州市場を意識したデュアリスのルックスはスマートで内装の質感も上々。走行面での評価も高かった。
人気もあったデュアリスだが、日本国内では2013年のエクストレイルのフルモデルチェンジに伴ってラインナップが統一されることになり、デュアリスの歴史は1代限りで幕を閉じている。
なお、海外ではキャシュカイの販売が続けられ、現在では3代目が現役モデルとして走っている。
もともと車体価格が控えめで、販売実績もあったデュアリスは、手頃な価格の中古車が数多く流通している。
なかには50万円前後で購入できる程度の良い個体もあるので、興味を持った人は探してみるのもいいかもしれない。
【画像ギャラリー】歳を重ねたら乗りたくなる!? 要チェックの個性派たち(18枚)画像ギャラリー使い勝手の良さが高ポイント マツダ プレマシー
実用性の高いミニバンは現在でも日本国内で高い人気を維持している。
そしてマツダがかつて販売していたミニバンのプレマシーもまた、その19年の歴史において高評価と人気を保っていた。
1999年に登場した初代プレマシーはファミリアをベースにした5ナンバーモデルだったが、2005年デビューの2代目からは3ナンバーになり、それは2010年発売の3代目も同様だった。
2&3代目では後部ドアがスライド式になって家族での使用や買い物時に便利になり、さらに評価もアップした。
実際にプレマシーの人気は高かったが、2018年にマツダはミニバン市場から撤回することになり、同時にプレマシーの製造販売も打ち切られた。
外観上の個性はそこまで強いものではなかったが、プレマシーの使い勝手の良さや燃費性能の高さ(3代目のカタログスペックは16km/L)は立派な個性であり、そのシリーズが終了してしまったのは残念といえる。
プレマシー3代目モデルの中古車には50万円前後で購入できる個体も多く、さらに予算を上乗せすれば程度が良い個体も入手できる。
インパクトの強いルックスに目を惹かれがちだが、クルマの個性はそれだけではく、後から思い返すと地味な個性も十分に魅力的なことも多い。
おじさんになって落ち着きが出てきたら、こうした“渋めの個性”を持ったクルマに目を向けてみるのも悪くないはず。
【画像ギャラリー】歳を重ねたら乗りたくなる!? 要チェックの個性派たち(18枚)画像ギャラリー
コメント
コメントの使い方ジオに乗っていたけど、最悪だった。