トランプ氏の大統領再就任の影響から、欧米のEV関連企業は元気がない。しかし、テスラでさえ販売台数を落とすなかで気を吐く企業がある。フォルクスワーゲンから大きな額の出資を受けて話題となった新興EVメーカーのリヴィアンだ!!
※本稿は2025年1月のものです
文:角田伸幸/写真:リヴィアン
初出:『ベストカー』2025年2月26日号
「次のテスラ」となる!? リヴィアンは投資家の注目株!
米トランプ大統領の就任もあって、欧米のEV関連企業は旗色が悪い。あのテスラでさえ、2024年の販売台数が初の前年割れに陥ったほどだ。
こんな状況だから、株式の時価総額がテスラの1%強しかないリヴィアンについては、誰もが危機的状況だと考えた。フォルクスワーゲンから50億ドルもの資金を得たとはいえ、同社は14四半期連続で赤字を垂れ流しており、その前途は厳しいと思われたのだ。
ところが2025年の年明け早々、リヴィアンの株が25%も急騰した。1月3日に発表した同社の2024年第4四半期の納車台数が予想を上回り、2024年を通じた販売台数も、5万1579台と前年を上回ったためだ。
改めて考えてみると、リヴィアン株は2024年11月のトランプ大統領決定から1月3日までに56%上昇している。
米国のEV補助金が打ち切られる流れにあって、これだけ同社がしぶといのは、「次のテスラ」を探し続けている投資家の目に、いまだリヴィアンが有力に映っていることの証拠だろう。
とはいえリヴィアンの販売台数はテスラの3%。2025年は同社の真価が問われそうだ。
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