続々登場している「海外生産される日本メーカーの国内販売車」。2023年3月登場のホンダ WR-Vは、インド生産車を輸入している。四角いデザインが特徴的なWR-V、はたして「買い」なのだろうか? 長所と短所を合わせて検証する。
※本稿は2025年2月のものです
文:渡辺陽一郎/写真:ホンダ、ベストカー編集部 ほか
初出:『ベストカー』2025年3月10日号
ホンダ WR-V(生産国:インド 2023年3月登場)
現行ヴェゼルがe:HEV中心になり、価格帯も上昇して販売が伸び悩んだ。そこで同クラスで価格を抑えたWR-Vをインドから輸入している。エンジンは直列4気筒1.5LでFF駆動のみだ。
●WR-Vの「○」なところ
ボディは小さく運転しやすい。車内は広く、後席の膝先空間は、身長170cmの大人4名が乗車した状態で握りコブシ2つ半だ。荷室にも余裕がある。
価格は割安で、特にXは実用装備を充実させて209万8800円。Zと比べると18万円相当の装備を省きながら、価格は約25万円安い。
●WR-Vの「×」なところ
パーキングブレーキはレバー式で、クルーズコントロールは時速25kmを下回ると解除される。実用回転域の駆動力が不足気味だ。
●ホンダ WR-V 5つ星評価
・エンジン:★★★☆☆
・ハンドリング:★★★★☆
・内装の質感&居住性:★★★★☆
・使い勝手:★★★★☆
●オススメ度:★★★★★
●ホンダ WR-V(Z)諸元表
・全長×全幅×全高:4325×1790×1650mm
・ホイールベース:2650mm
・車両重量:1230kg
・エンジン形式:1.5L直4DOHC
・最高出力:118ps/6600rpm
・最大トルク:14.5kgm/4300rpm
・WLTCモード燃費:16.2km/L
・価格:234万9600円
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