新車に比べて値引き交渉が難しいと言われる中古車。それでも手立てがないわけではない。100%ではないが、値引き交渉の成功率を上げるポイントをご紹介する。
文:デグナー12(Team Gori)/写真:写真AC
【画像ギャラリー】もうひと声!! 中古車の購入を決める時の最後の交渉ポイント(3枚)画像ギャラリー価格が下落傾向にある在庫車を狙おう
中古車の購入方法は主に販売店の在庫車から選ぶパターンと、希望のクルマを販売店に探してもらうパターンの2つがあり、どちらかといえば前者の方が価格交渉をしやすい。後者の場合、販売店が加盟している業者オークションから探すことになるが、条件に合うクルマを探しやすい反面、他の業者の入札もあるため、仕入れ価格が高くなるなど、値引きの余地が少ない。
一方で、店頭展示されているクルマはユーザーから買取ったクルマが多く、特に展示車種がバラバラの販売店ではその傾向が強い。業者オークションと比較するとユーザー買取りによる仕入れの方が安価で、その分、価格交渉はしやすい。
また、値崩れしやすい車種ほど、早く売りたいのが販売店の心情。価格が下落傾向の在庫車であれば交渉できる可能性が高い。価格の動向は日頃からチェックしていないと判断が難しいが、大手中古車サイトの情報が参考になる。希望車種を安い順に並べ、掲載の新しいクルマが上位に集中する場合、その車種の価格は下落傾向にあると考えていいだろう。
【画像ギャラリー】もうひと声!! 中古車の購入を決める時の最後の交渉ポイント(3枚)画像ギャラリー他店の見積り書を持っていこう
希望車種について他店の見積書があると価格交渉に有利。乗り換え予定であれば、今乗っているクルマの買取りの見積書もあるとさらに有利に働く。そのクルマが販売店にとって買取りしたい車種であれば、購入希望のクルマの値引きが難しい状況でも、買取り額のアップによって支出を抑えることができるからだ。
重要なのは書面で見積書を用意すること。口頭で他店の見積額を伝えても信憑性は低い。販売店にしてみれば冷やかしかもしれない相手の値引きに応じるわけにはいかないだろう。他店にも足を運ぶ手間はかかるが、それが購入の本気度を伝えるということにもなる。
【画像ギャラリー】もうひと声!! 中古車の購入を決める時の最後の交渉ポイント(3枚)画像ギャラリー車両価格の値引きが難しい場合は追加メニューを交渉しよう
希望通りの値引きが得られない場合、タイヤの新調や、ドラレコなどの装備品のサービスを相談してみよう。ナビやETCが装備済みのクルマは多いが、ドラレコ未装備の中古車はまだまだ多い。前後タイプでなければドラレコの取付けは短時間で終わるため、サービスしてくれる場合も多い。
また、中古車選びの際はタイヤの状態も見逃せないポイント。残溝は十分でも年式の割に走行距離が少ないクルマはひび割れなどの劣化が酷い場合がある。タイヤの取り扱いがある販売店であればタイヤの原価負担で済むため、無償、もしくは安価での新調に応じてくれる可能性が高い。
今回の内容が値引き交渉の成功を約束するものではないが、明確な予算と購入意思をもって臨めば販売店も誠意を見せたい気持ちになるというもの。その上で今回の攻略ポイントを活用してもらいたい。
【画像ギャラリー】もうひと声!! 中古車の購入を決める時の最後の交渉ポイント(3枚)画像ギャラリー
コメント
コメントの使い方