当のスズキも驚いた!! 発表からわずか5日で受注停止となった[ジムニーノマド]の魅力

当のスズキも驚いた!! 発表からわずか5日で受注停止となった[ジムニーノマド]の魅力

 2025年1月30日、ついに正式発表となったスズキの5ドアコンパクトSUV「ジムニーノマド」……なのだが、あまりの人気により、発表からわずか5日後の2月3日に受注停止。ここでは、早くもレア車となったジムニーノマドを、渡辺陽一郎氏の解説付きでご覧いただこう。

※本稿は2025年2月のものです
文:渡辺陽一郎/写真:ベストカー編集部
初出:『ベストカー』2025年3月26日号

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【画像ギャラリー】発表からわずか5日で5万台を受注した5ドア……なぜか「5」づくしのスズキ ジムニーノマド(20枚)画像ギャラリー

人気を裏付ける「ノマド」の魅力

発表からわずか5日で受注停止となったスズキ ジムニーノマド。5日間で5万台を受注したという

 最近登場した新型車の中で、特に注目される車種がジムニーノマドだ。3ドアボディのジムニーシエラをベースに、全長とホイールベースを各340mm拡大して5ドアボディに発展させた。

 全長とホイールベースの拡大数値が等しいため、前後のオーバーハングは変わらず、悪路のデコボコでもボディの前後を擦りにくい。最低地上高も210mmでジムニーシエラと等しく充分な余裕がある。フロントマスクなど外観の装飾は、ジムニーシエラよりも多い。

 内装ではボディの拡大により後席の居住性が向上した。身長170cmの大人4名が乗車した時、後席に座る乗員の膝先空間は、ジムニーシエラは握りコブシの半分程度だ。

 それがジムニーノマドなら握りコブシ1つ少々だから2倍以上に広がる。座面の柔軟性も増した。後席に座る乗員の足が前席の下に収まり、頭上にも握りコブシひとつ分の余裕があるからファミリーカーとしても使いやすい。

 座面の長さ(奥行寸法)は少々不足しているが、それでも1段階のリクライニング調節機能が備わるなど、快適性を高めた。

 荷室も広い。後席を使っている時の荷室長は、ジムニーシエラは240mmだが、ジムニーノマドは2倍以上の590mmだ。後席の背もたれを前側に倒した時、広げた荷室の床に傾斜ができるなどの注意点はあるが、使い勝手が優れている。

 エンジンは1.5L直4ガソリンで、動力性能からギヤ比までジムニーシエラと共通だ。ジムニーノマドの車両重量は、同等の装備を採用するジムニーシエラJCよりも約100kg重く、走りの軽快感は少し下がる。

 WLTCモード燃費は4速ATが13.6km/Lで、ハリアーの2Lガソリンよりも少し悪い。と、まあ欠点もあるが、内外装のデザインと優れた悪路走破力には、それを補える魅力がある。

●スズキ ジムニーノマドFC 5MT(4AT)
・全長×全幅×全高:3890×1645×1725mm
・ホイールベース:2590mm
・最低地上高:210mm
・車両重量:1180(1190)kg
・エンジン:直4、1.5L DOHC
・最高出力:102ps/6000rpm
・最大トルク:13.3kgm/4000rpm
・WLTCモード燃費:14.9(13.6)km/L
・使用燃料/タンク容量:レギュラーガソリン/40L
・サスペンション:前後3リンクリジッドアクスル式コイルスプリング
・タイヤサイズ:195/80R15
・価格:265万1000円(275万円)

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