三菱のラリードライバーとして、ダカールラリー総合2連覇など数々の輝かしい成績を残した増岡浩氏が、スポーツ功労者顕彰を受彰した。モータースポーツ界、ひいては自動車界としても嬉しいこのニュースを片岡英明と共にお伝えする。
※本稿は2025年2月のものです
文:片岡英明、ベストカー編集部/写真:三菱 ほか
初出:『ベストカー』2025年3月26日号
レジェンドドライバーがスポーツ功労者顕彰を受彰!
三菱のラリードライバーである増岡浩氏が、文部科学大臣からスポーツ功労者顕彰を受彰しました。増岡氏は日本人初のダカールラリー2連覇をはじめ、ラリーストとして数々の功績を残しています。
●片岡氏のコメント
スポーツ功労者顕彰は、日本におけるプロスポーツ分野の振興に深く関わり、特に顕著な功績を残した選手や指導者などに対し授与されるものだ。
ご存知のように、増岡浩さんは世界一過酷なラリーと言われるダカールラリーの覇者である。パジェロを駆り、2002年と2003年に2連覇の偉業を達成した。
また、最近はモータースポーツ活動で得たノウハウを電動車の開発に活かすとともに、SUVや4WDの体験試乗会、クルマの学校などを通じて安全運転についての啓蒙活動にも熱心に取り組んでいる。この社会貢献活動も高く評価され、表彰されたのだろう。
増岡浩さんは1980年代からダカールラリーに21回も挑み、フォーミュラ・ミラージュなどにも参戦していた。苦労人だが、人柄がよく、秘めた情熱にボクも惚れ込んだ一人だ。今回の表彰は心底うれしいね。
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