コロナ禍を契機に売れ行きを伸ばした中古車業界。しかし新車生産が滞りを見せ、顧客が中古車に流れた影響で価格は高騰し、品数も不足気味。そこでトヨタが、販売会社の中古車事業をさらに支援するために立ちあがった!!
※本稿は2025年2月のものです
文:片岡英明、ベストカー編集部/写真:トヨタ
初出:『ベストカー』2025年3月26日号
トヨタが販売会社の中古車事業を支援
トヨタが販売会社の中古車事業の支援を強化します。販売店に入庫する前の下取り車の情報を見込み客に提供するほか、商品化前の物件についてオンラインで商談できるシステムを、2025年内に全国展開する予定です。
●片岡氏のコメント
新型コロナのパンデミックや半導体不足によって新車の生産が滞り、中古車価格は一気に高騰した。今も中古車はタマ不足だ。今までと同じ売り方は通用しなくなっている。商品化の手間やコストを低減して中古車事業の利益率を高めるためにトヨタも動き出した。
新車の受注によって入ってくる下取り車の情報を、販売店に入庫する前に購入を前向きに検討している客に提供するのだ。
また、商品化前の中古車を、オンラインで商談するシステムを全国のトヨタ系中古車販売店で展開する。中古車の電子商取引(EC)サイトの基盤システムも刷新した。
中古車の先取り情報をいち早く提供できれば買ってくれる可能性も高まるだろう。ちょっと楽しみだね。
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