クルマのエアコンにある「内気循環」と「外気導入」モードの切り替えスイッチ。けれど「どう使い分けたらいいのかよくわからない」という人も結構いるはず。そんなわけで今一度、カーエアコンの内気循環と外気導入モードについて考えていこう!!
文:往 機人/写真:Adobe Stock、ベストカーWeb編集部
【画像ギャラリー】エアコンの調整もできちゃう!! 現行アコードに設定されたエクスペリエンス セレクション ダイヤルが便利すぎる!!(8枚)画像ギャラリーヤダヤダ!! つい窓を開けたら花粉まみれで困惑しちゃう!!
季節も4月に入ってくると、「三寒四温」と言われる、2月から3月に掛けての気温が緩む課程で起こる寒暖差の変化の時期も終わって、温度が安定してきます。
とは言っても、ポカポカとした穏やかさとはウラハラに、春の嵐という言葉に表れるように、急に低気圧が活発になって強風をともなった荒れ模様になることも警戒しておかないとならない時期でもあります。
ドライブ中には、気持ち的には窓を開けて爽快な春の空気を堪能したいところではありますが、その天候の崩れや、花粉、黄砂、PM2.5などの粉塵にも気を遣わなくてはならないので、状況に遭わせて開閉をすることになるでしょう。
そんなときに「えーっと、どっちだっけ?」となるのがエアコンの「外気/内気」の切り替えです。
ここではそのエアコンの「外気/内気」の切り替えに焦点を当ててその使い分けを考えてみましょう。
【画像ギャラリー】エアコンの調整もできちゃう!! 現行アコードに設定されたエクスペリエンス セレクション ダイヤルが便利すぎる!!(8枚)画像ギャラリーいろいろな状況に応じて適切な選択がある
先述のように、クルマのエアコンには「外気導入」と「内気循環」の2種類があり、その2種を状況に応じて任意で使い分けることができるようになっています。
「外気導入」は外の空気を取り入れて車内を換気したいときなどに使います。「内気循環」はその名の通りに外の空気を取り入れずに室内の空気だけを循環させます。
切り替えの方法は、以前はレバー式が主流でしたが、昨今はボタン方式が増えている印象です。外気/内気それぞれメリットがあるので、ケースごとの切り替えを見ていきましょう。
空気の入れ換えをおこないたいときは「外気」
クルマの室内は住宅に比べるとかなり狭い空間のため、二酸化炭素の充満などを考慮して定期的な寒気が必要だと言われています。
窓を開ければ走行風が入って来て一気に空気の入れ換えがおこなえますが、低速なら問題無いのですが、高速道路などの高い速度で窓を開けると、少しのすき間でも勢いのある風が入ってきますし、その音も気になります。
そんなときには窓を開けずに「外気導入」に切り替えて外の空気を入れてファンを作動させると室内の空気の入れ替えができます。
【画像ギャラリー】エアコンの調整もできちゃう!! 現行アコードに設定されたエクスペリエンス セレクション ダイヤルが便利すぎる!!(8枚)画像ギャラリー外の臭いや悪い空気をシャットアウトしたい場合は「内気」
道を移動していると、牧場や畑の肥料の臭いが漂ってきたり、排気ガスがこもるトンネルで渋滞にハマったり、あるいは前や横にトラックやバスなどの排気ガスを多く排出する車輌が並ぶことがあり、その臭いやガスを室内へ侵入させたくないときがあるでしょう。
そんなときは「内気循環」に切り替えればクルマの外と中が区切られるので、外の空気をシャットアウトできます。
また、真夏のクーラーや真冬にヒーターを使用している状況で、なるべく早く室内の温度を上げ下げしたい場合は内気循環が効果的です。
内気では温度差の大きい外の空気をエアコンに入れるより、少しでも温度調整された室内の空気を入れる方が効率が高まるため、より早く望んだ温度にすることができるでしょう。
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