日産リーフの生産が横須賀の追浜工場から栃木工場に移るという報道がある。となると気になるのが、空いた追浜の生産ラインで何を作るのかということ。だったらタイ生産のキックスを日本に持ってきてほしい! もちろんやるならe-POWERで!!
文:ベストカーWeb編集部/写真:日産自動車
キックスを作ってきたタイ工場が閉鎖される
トランプ関税の影響もあり、自動車メーカー各社が生産拠点の再配置を進めているが、そんな中日産が、リーフの生産を追浜工場から栃木工場に移すという報道が流れてきた。すでに日産はアリアを栃木工場で生産しているから、同じEVであるリーフを混流生産出来れば確かに効率はいい。
しかし話はそれじゃ終わらない。リーフが栃木に移るということは追浜の生産ラインが空く。まさか天下の追浜のラインをそのままペースダウンさせるとは考えにくい。
となるとこのラインで何が作られるのか。いろいろと考えを巡らせると、気になるクルマが浮かび上がる。これまでタイで作られていたキックスだ。
実な日産は、今年2月にタイ工場を閉鎖することを決定している。2つある工場のうち一つを2025年内に、もう一つも来年度中には閉じるというのだ。
追浜ならノートのe-POWERに手が届く!
タイ工場ではキックスの他、ナバラなどのピックアップも作っていたのだが、車格や基本骨格の違う車両の移管は容易ではない。そこでもともと作っていたリーフと親和性があるキックスが候補となる。作るのはもちろん、北米で先行発売されている新型だろう。
しかしこの予想がもし正しければ、ベストカーWebとしてはさらなる期待も抑えられない。追浜工場では、ノート/ノートオーラも生産している。そう、e-POWERを積むクルマが一緒に作られているのだ。
であれば、キックスにもe-POWERを搭載することは難しくないだろう。現行モデルと同様に、e-POWER版キックス登場の可能性ががぜん高まってくるわけだ。全長4.3m級のハイブリッドSUVは、まさに日本市場にジャストフィットするに違いない。
唯一懸念するのは価格だ。このカテゴリーにはヤリスクロスという「小さな巨人」がいるため、300万円を超えたら勝ち目がない。なんとか200万円台後半を実現してほしい。キックスのスタイリングは文句なしにカッコイイから、価格次第ではマーケットリーダーに躍り出ることも夢じゃないだろう。
コメント
コメントの使い方工場削減の計画案に横須賀の追浜工場など国内2工場か… 報道ベースですが、勿体ないですね。
日産車体の湘南工場で作れば良いのでは?