ダイハツ ミライースの魅力といえば、99万2200円からという価格の安さ。あまりの安さに「安かろう悪かろうじゃないの?」と考えるのは早い。現行ミライースは、低燃費、安全装備、使いやすさをきっちり押さえながら、必要なところにしっかり力を入れた軽自動車だ。なぜここまで価格を抑えられるのか。装備と設計のバランスから分析してみた!
文:ベストカーWeb編集部/写真:ベストカーWeb編集部、ダイハツ
【画像ギャラリー】100万円以下でも“安かろう悪かろう”は過去の話! 「必要十分な内装」と意外に広い後席空間を徹底チェック(16枚)画像ギャラリー安さの理由は“雑に削った”からではない。必要なものをきちんと選んだ結果だ
現行ミライースが安い理由は、単純に中身が薄いからではない。ダイハツ自身が「GOOD BALANCE」を掲げ、「すべてをちょうど良いバランスで実現したエコカーです」と案内している通り、低燃費、軽やかな走り、親しみやすさ、快適性、安全性を必要十分にまとめた成り立ちだ。
実際、2WDのWLTCモード燃費は25.0km/Lで、価格は99万2200円から。まずここで、ミライースがただ安いだけの軽ではなく、燃費性能まできっちり確保した現行モデルだと分かる。
ちなみに、素性については不満はない。それは3月に100台だけが販売されたモータースポーツ向けベース車両「ミライース tuned by D-SPORT Racing(チューンド・バイ・Dスポーツ・レーシング)」が作られたことからも分かる。ターボエンジンを積んでがんがんレースに出られるシャシーを持っているのだ。
しかも安全装備もしっかりしている。現行ミライースの「スマートアシストIII」搭載車はサポカーS〈ワイド〉に適合し、衝突被害軽減ブレーキは対歩行者にも対応、さらにペダル踏み間違い時加速抑制装置、車線逸脱警報、先進ライト(自動切替型前照灯)まで備える。国土交通省の認定を受けた機能も含まれており、この内容で“安かろう悪かろう”はさすがに違う。
ミライースが安いのは安全を諦めたからではなく、毎日使うクルマに必要な装備を見極めて積んでいるからだ。
快適装備もちゃんとある。価格を抑えながら日常で困らない仕立てがうまい
ミライースのうまさは、快適装備の盛り方にも出ている。上級側ではキーフリーシステム〈イモビライザー機能付・リクエストスイッチ付〉、シートヒーター、オートエアコン(プッシュ式)などを用意し、毎日の使い勝手をしっかり高めている。
電子カードキーを携帯していればリクエストスイッチでドアの施錠と解錠ができ、プッシュボタンスタートにも対応する。派手な高級装備をむやみに並べるのではなく、日常で効くところをきっちり押さえる。ここがミライースの価格設計のうまいところだ。
さらに見逃せないのが、1550mm制限のある立体駐車場に入る高さや、ビジネスにも最適とうたうB“SA III”の存在だ。つまりミライースは、豪華さで勝負するクルマではないが、街乗り、通勤、買い物、仕事といったリアルな使い方にちゃんと寄り添っている。
安さの正体は、コストダウン一辺倒ではなく、装備と性能の配分を徹底して磨いたことにある。だから現行ミライースは安い。それでいて、悪くないどころか、かなり理にかなった軽自動車なのだ。
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